igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

2014年に読んで面白かった本15冊


今年は再読も含めて100冊弱の本を読みました。年末ぎりぎりになりましたが、その中で特に面白かった本を紹介します。

ベストテンぐらいにしようかと思っていましたけど、結局15冊になってしまいました。

新刊を読むことにこだわっていないので、今年出版された本は数冊しかなく申しわけありません。(このブログに取り上げた本は、エントリーへのリンクを張ってます)

 

文学・小説系

池澤夏樹『世界文学を読みほどく』 

この本に触発され、海外の小説も少しずつ読み始めました。

世界文学を読みほどく (新潮選書)

世界文学を読みほどく (新潮選書)

池澤夏樹『世界文学を読みほどく』を読んだ(その1) - igawa's Blog

重松清『流星ワゴン』

「負けてもいいんだ。ずうっと勝ちっぱなしの奴なんて、世界中どこにもいないんだから。みんな、勝ったり負けたりを繰り返しているんだ」

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)

重松清「流星ワゴン」 - igawa's Blog

グレアム・グリーンヒューマン・ファクター 

先日読み終えたばかりのスパイ小説です。なかなか奥が深い内容でした。

ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)

ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)

 

社会科学系

ロバート・アクセルロッド『つきあい方の科学』 

あらゆる世界で、「競争」ではなく「協力」が大事だということを思い知らされました。

つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)

つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)

小林和之『「おろかもの」の正義論』 

脳死、人工授精など具体的な例を通じて「正しさ」の本質を知る良書。 

「おろかもの」の正義論

「おろかもの」の正義論

小室直樹『日本人のための憲法原論』  

憲法に対するものの見方が180度変わりました。

日本人のための憲法原論

日本人のための憲法原論

小室直樹「日本人のための憲法原論」 - igawa's Blog

加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 

日清・日露から太平洋戦争まで、なぜ戦争が起こったのか分かります。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」 - igawa's Blog

 

ビジネス系

カーマイン・ガロ『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』 

プレゼン技術のほか、質疑応答の対策が参考になります。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

プレゼンで どんな質問にも対応できる方法 - igawa's Blog

藤井聡プラグマティズムの作法』 

ビジネス系のカテゴリに入れましたが、社会科学書でもあり、自己啓発書でもあります。

プラグマティズムの作法 ~閉塞感を打ち破る思考の習慣 (生きる技術! 叢書)

プラグマティズムの作法 ~閉塞感を打ち破る思考の習慣 (生きる技術! 叢書)

藤井聡『プラグマティズムの作法』〜閉塞感を打ち破る思考の習慣〜 - igawa's Blog

 

自己啓発

岸見一郎,古賀史健『嫌われる勇気』 

今年の有名なベストセラーです。個人的には これが No.1かも。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「嫌われる勇気」〜自己啓発の源流「アドラー」の教え〜 - igawa's Blog

アービンジャー・インスティチュート『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』

衝撃を受けた第一作『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の復習ができました。

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則 - igawa's Blog

中島義道 『私の嫌いな10の言葉』 

いろんな生き方を知るという意味で、戦う哲学者 中島義道さんの本はどれも面白い。

私の嫌いな10の言葉 (新潮文庫)

私の嫌いな10の言葉 (新潮文庫)

中島義道「私の嫌いな10の言葉」 - igawa's Blog

小池龍之介『しない生活』 

年末にあたって、もう一度煩悩を静めたい。

小池龍之介『しない生活』〜煩悩を静める108のお稽古〜 - igawa's Blog

 

自然科学系

谷岡一郎『ツキの法則』 

ギャンブルを科学する本と言えば、これで決まり。

ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)

ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)

谷岡一郎「ツキの法則」 - igawa's Blog

池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」』 

アリの行列が最短コースになる仕組みにも感動しました。

池谷裕二「単純な脳、複雑な『私』」 - igawa's Blog

 

まとめ 

特に面白かったと思って選んだ15冊ですから、それぞれもっとちゃんと紹介したかったのですが、1行コメントになってしまいました。

まだまだ読み方が浅いので、過去に読んだ本の再読、スゴい本の発掘、文学へ挑戦などを通じて、読書を深めていきたいと思います。

このブログでも、単なる本の紹介ではなく書評と言えるようなものが書けるようになれるといいのですが、まだしばらく無理でしょう。まあゆっくり頑張ります。

 

ではまた…