igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

詰替用シャンプーには、雑菌がウヨウヨ?

シャンプーやリンスは、毎回容器ごと買い替えるのではなく、詰め替え用を補充している方が多いと思います。 同じ製品であれば通常は問題ありませんから、中身が減ってきたら、そのまま継ぎ足したりしていないでしょうか? もしそうしていたら、容器の中には…

江口克彦『部下の哲学』

本棚の奥にあった『部下の哲学』という単行本を発見しました。奥付をみると、1999年2月出版、2000年5月第5刷になっていますので、タイミングとしては東京で単身赴任していた頃に読んだものと思われます。 部下の哲学―成功するビジネスマン20の要諦 (PHP文庫)…

Windows 10 は、製品ではなくサービスである。

プライベートでは Macしか購入したことのない私ですが、7/29にリリースされた今回の「Windows10」は仕事用として気になります。 1年間は無料だとか、スタートボタンが帰ってくるとか、新ブラウザ「Edge」が搭載されるとか、いろんな話題がありますが、いちば…

鎌田實『◯に近い△を生きる』

日本では長らく、「がんばれば幸せになれる」が唯一の「正解」でした。 がんばるという「正解」が日本人は好きですが、がんばらないという「別解」もあります。がんばらないというのは、がんばることを否定しているわけではなく、がんばったり、がんばらなか…

庄野潤三の短編小説『静物』

村上春樹のエッセイ『若い読者のための短編小説案内』で解説されている短編の一つ、庄野潤三の『静物』を読みました。(新潮文庫『プールサイド小景・静物』に収録) プールサイド小景・静物 (新潮文庫) 作者: 庄野潤三 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 196…

サントリー クラフトセレクト「メルツェン」

今日の日曜日は、「本よみうり堂」から紹介したい本がありませんので、昨日に続いてビールの話題です。 金曜日に買っていたサントリーのクラフトセレクトシリーズ第2弾「メルツェン」を飲んでみました。 昨日の「スペシャル・ビター」とは一転して、苦さはほ…

サントリー クラフトセレクト「スペシャル・ビター」

今日は、猛暑の一日でした。暑い夏はやはりビールです。ということで、久しぶりに今日はゆるくビールの話題。 以前も紹介したサントリーの「クラフトセレクト」というシリーズの第1弾「ペールエール」、「ブラウンエール」に続く第2弾「スペシャル・ビター」…

子どもたちへの一番大切な贈りもの『センス・オブ・ワンダー』

生物学者の福岡伸一が著書『福岡ハカセの本棚』の中で薦めていた『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著)を読みました。 「センス・オブ・ワンダー」とは、著者が世界中の子どもに授けたいと思っている、生涯消えることのない「神秘さや不思議…

月刊サイゾー2015年8月号『タブーな本』

面白そうな本を探すために、ときどきブックガイドの本や雑誌を入手します。 本屋さんで、月刊サイゾーの最新号が1年前と似たような『タブーな本』という特集なのを発見したので、手に取ってみました。(昨年の9月号は『ヤバい本」という特集でした) サイゾ…

田舎の家のたたみ方

7月22日付の読売新聞に、「空き家対策 本格化」という記事がありました。 九州7県の空き家数は約89万戸もあるらしいのですが、うちの実家もそのうちの1戸です。 親が住んでいた頃はよかったのですが、ご近所さんに迷惑がかかってはいけないので、空き家にな…

「what if ?」の日本語版は「もし、こうだったら?」ではなく「ホワット・イフ?」でした。

以前のエントリーで、月刊誌クーリエ・ジャポンの特集記事「世界の人はこんな本を読んでいる」に掲載されていた本のなかから、気になる15冊を紹介しました。そのなかで、未翻訳でしたが面白そうだったので、「what if ?」という本を紹介しています。 クーリ…

音質や演奏にこだわりのないクラシックファンなら「Apple Music」はかなり魅力的(かも)

7月1日にスタートした音楽聴き放題サービスの「Apple Music」にようやく登録しました。 洋楽やJ-Popなどもたまには聴きますが、基本的にはクラシック派です。以前から欲しいなあと思っていた以下の演奏(割と有名な名盤)があるのか、ちょっと調べてみました…

読売新聞の書評コーナーから選んだ『紋切型社会』ほか一冊

先週はお休みしていました「本よみうり堂」からの紹介です。今週は二冊。 武田砂鉄『紋切型社会』 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす 作者: 武田砂鉄 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2015/04/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を…

小島信夫の短編小説『馬』

気になる作家として小島信夫を先日取り上げたところですが、有名な作品の一つである短編小説『馬』を読みました。(新潮文庫『アメリカン・スクール』に収録) アメリカン・スクール (新潮文庫) 作者: 小島信夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1967/06/27 …

「夏休みの自由研究」とはそもそも何なのか?

台風の影響で小中学校の終業式が一日前倒しになった福岡市では、早くも今日(7/17)から夏休みです。 夏休みといえば、毎年頭を悩ませるのが「自由研究」。学校では、自由研究とは何か、どうやって取り組むのか、など基本的なことを教えてくれないのにやらさ…

死ぬときに後悔すること10

最近いろいろ忙しいので、その場しのぎ的に今回は、「日経おとなのOFF」に掲載されていた記事「知っておきたい 死ぬときに後悔すること10」の10項目を紹介します。 進行がん患者などの心身の苦痛を取り除く緩和医療専門医として1000人以上の最後を見届けてき…

Amazonプライム会員はやめようかと思う

7月15日といえば、福岡では山笠のクライマックス「追い山」の日ですが、Amazonプライム会員にとっては、「HAPPY prime day」という1日限りの特別セールの日だったようです。 実は、私もプライム会員なんですが、今回の「HAPPY prime day」は、特別セールの商…

できるだけ答案にバツをつけたい?学校の先生

子供の期末テストの答案用紙(中3数学)を見て、ちょっとだけ驚きました。 「円の半径をrとすると円周は( )、円の面積は( )と表すことができる。」という問題です。もちろん正解は「2πr」と「πr2」(←2乗)。 娘は、「2rπ」と「r2π」(←2乗)と答えてい…

「フェルマーの最終定理」は、序章にすぎない

東洋経済オンラインで、標記タイトルの記事(7月11日)を読みました。 「フェルマーの最終定理」は、序章にすぎない | オリジナル | 東洋経済オンライン 記事を書いているのは、あのベストセラー『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン著)を翻訳した青木薫…

日経おとなのOFF 2015年8月号『人生に効く「哲学」』

コンビニで見かけた雑誌「日経おとなのOFF」の特集が『人生に効く「哲学」〜あと30年を生き抜く思考と実践〜』でしたので、この歳になっても悩める私は思わず買ってしまいました。 記事の構成としては、「古今東西25人の哲学者に生き方相談」という思考篇と…

音楽を聴く範囲を広げる

シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」を題材にした、7/11放送のNHK Eテレ「らららクラシック」を観ました。 この曲はCDは持っているものの、あまり親しみがなく、どんな曲かと言われても答えきれないし、特別好きになるような曲ではなかったのですが、この番…

高血圧の原因がわかった!

目を引くタイトルにしてしまいましたが、わたし個人の話です。 10年ぐらい前からずっと血圧が高かったにもかかわらず、降圧剤(ノルバスク)を飲むようになったのは、つい最近(1か月前)です。 現在お世話になってる内科の先生が、いろんな原因の可能性を考…

自分の時間をつくる

仕事をしている大人であれば、平日の大半は仕事に費やされているでしょうから、1日を分けるとすると大きくは「仕事の時間」と「それ以外のプライベートな時間」になると思います。 最近思うのは、プライベートな時間のうちほんの少しでも「自分ひとりの時間…

小島信夫という作家が気になる。

保坂和志さんという芥川賞作家のエッセイ『考える練習』を読みました。 考える練習 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2013/04/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 日常生活でのものの考え方について、いろんな気づきや…

夏の天の川と冬の天の川

七夕に関連して、星の話題です。 夜空を流れる天の川は、実体は星の集まりで、銀河系の中心部分を見た方向(星が多く見える方向)だということまでは知っていました。 たまたま七夕伝説について調べていたときに、それ以上の知らなかった事実を勉強したので…

ちょっとひらがなに直すだけで、文章はこんなにプロっぽくなる

先日「The Huffington Post」というサイトで、標記タイトルの記事を読みました。私もだいたい同じ考えで文章を書いていますので、安心しました。 ちょっとひらがなに直すだけで、文章はこんなにプロっぽくなる 多くの人は、普通に読める言葉(漢字)をひらが…

「よみうり堂」の書評から選んだ本『アンタッチャブル』

読売新聞の書評から、今週も一冊。「よみうり堂」からは人文系、科学系の本を選ぶことが多いのですが、今回は小説です。 馳星周『アンタッチャブル』(評:作家 唯川恵) アンタッチャブル 作者: 馳 星周 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2015/05/16 …

「本の雑誌が選ぶ40年の400冊!」から選んだ40冊(1/4)

先日入手した「本の雑誌」6月号の特集記事「本の雑誌が選ぶ40年の400冊!」の中から、読みたい本を40冊ほどピックアップします。(自分用メモですみません) 今回はその第1弾として、全ジャンルを対象とした「編集部が選んだ40冊」からの10冊です。(「編集…

「塩は高血圧の原因」はウソ?

何度かブログでも書きましたが、私はかなりの高血圧です。 もともと高血圧に対しては、身長に高い人、低い人があるように、ばらつきはあって当然だと思っていますので、治療しておりませんでした。ただ、確かに普通の人よりは高めですので、食事・運動・睡眠…

「目的」は注意深く明文化することが大事

チームや組織にとって「目的」がもっとも重要であるとよく言われます。頭では分かっているつもりでも、その本質が分かっていなかったことに気がつきました。 東日本大震災での二つのボランティア組織の話です。仮に、組織Aと組織Bとしておきます。組織Aの…