「よみうり堂」の書評から選んだ本『アンタッチャブル』
読売新聞の書評から、今週も一冊。
「よみうり堂」からは人文系、科学系の本を選ぶことが多いのですが、今回は小説です。
馳星周『アンタッチャブル』(評:作家 唯川恵)
- 作者: 馳 星周
- 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
- 発売日: 2015/05/16
- メディア: 単行本
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新宿を舞台にした馳星周さんのベストセラー『不夜城』をずいぶん前に読みました。 このデビュー作は、日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞を受賞し、映画化もされていたようです。それはどうでもいいのですが、他の作品を読む機会がなかったので、この新作を読んでみたくなりました。
あれから十九年がたった。今も熱狂的なファンは多い。しかし、ひとつところに留まってはいない作家でもある。作品は少しずつ気配を変えるようになった。本作品もまた、新たな馳星周に出会える一冊である。
ではまた…