ちょっとひらがなに直すだけで、文章はこんなにプロっぽくなる
先日「The Huffington Post」というサイトで、標記タイトルの記事を読みました。私もだいたい同じ考えで文章を書いていますので、安心しました。
多くの人は、普通に読める言葉(漢字)をひらがなで書いてはいけないと思い込んでいるような気がします。でも必ずしもそうである必要はありません。漢字を使うことで、逆に文章が読みにくくなっている場合があるからです。
ひらがなを使わずにできるだけ漢字を使おうとするのは、次のような理由ではないでしょうか。
- 習う前の漢字であっても、カッコよくみせようとして漢字で書こうとしてた、小学生のときの背伸び心がクセになったもの
- 習った漢字は使わないと減点されてしまう、あやまった学校教育によるもの
ここで、漢字とひらがなの使い分け術を紹介します。ビジネス文書でも、ブログでも、読みやすい文章を書くのに必須の考え方ですので、ご参考にどうぞ。(偉そうに言ってますが、だいたいどの文章術の本にも書かれている内容です)
ひらがなが適する場合
日本語は、書かれている内容を視覚で読む(漢字だけを目で追って読む)ことができる言語です。文脈上で本質的に意味をなさない接続詞や従属語はひらがなで書いたほうが読みやすくなります。漢字で書くと、視覚に飛び込んできて読む邪魔になりますので。
- 〜の様に → 〜のように
- 更に、〜 → さらに、〜
- 〜が無い → 〜がない
状況に応じて、ひらがなと漢字を使い分ける場合
漢字ばかり続いても、ひらがなばかり続いても読みにくいので、状況に応じて漢字を使うかひらがな(カタカナ)を使うか考えます。ひらがな7〜8割の中に漢字が2〜3割含まれているぐらいがちょうどいいと思います。
- 〜に対して or 〜にたいして
- 鞄の中に or カバンのなかに
- 〜が続いて or 〜がつづいて
漢字が適する場合
上の二つのケースは、文章全体としてはどちらかというと例外であり、ほとんどの場合はやはり漢字で書くべきですので、ひらがなで書くと幼稚になります。
- 思考(抽象的な概念)
- 自動車(一般的な名詞) などなど
まとめ
二番目の「状況に応じて、ひらがなと漢字を使い分ける場合」が重要で、全体として視覚的に読みやすくなるようにうまく使い分けることがポイントだと思います。
最後に、この本はおすすめ。
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ではまた…