「嫌われる勇気」〜自己啓発の源流「アドラー」の教え〜
この本はすごい。文句なく「座右の書」にします。
読んだきっかけは、HONZのこのレビューを読んでから。
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されているアルフレッド・アドラーの教えを、哲学者と青年の対話形式でその思想を解き明かしていくものです。
レビューを読んで、「これは読まねば!」と思い、即購入しました。
その理由は、まず第一に、既に私の座右の書となっている、デール・カーネギーの『人を動かす』やスティーブン・コヴィーの『7つの習慣』は、アドラーの思想が色濃く反映されているらしいこと。
第二に、私が二十数年前に受講した合宿研修で学んだ内容は、アドラーの思想がベースになって組み立てられていることに気づいたこと。
第三に(さほど重要ではありませんが)、著者の一人である 古賀 史健さんが書いた本「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(この本もオススメ)を最近たまたま読んでいたこと。
対話形式なので、とても読みやすく、アドラー心理学のすごさがぐんぐん心に突き刺さってきました。もしかしたら、この一冊があれば、アドラーの思想を学ぶには、他の本はいらないと言えるかもしれません。
しかし、その内容は、私の力ではとても書ききれるものではありません。
ただ、いま私が直面している長女の問題(メンタル部分)を解決するためにも使えそうなので、さらに知識を深め、ブログで紹介していきたいと思います。
(おまけ)本の帯には、伊坂幸太郎さんの推薦文があって、「最後にはなぜか泣いていました」と書かれていました。対話形式なので、小説的に読むと感情移入ができるんでしょうね。