igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

読書

叱れない上司、叱られたい部下

週刊ダイヤモンド(3月28日号)の「叱れない上司 叱られたい部下」という記事を読みました。 叱れない上司がいるのはわかりますが、叱られたいという部下が存在することに驚いて、思わず買ってしまいました。 この特集は3つのPartに分かれています。 増殖す…

江戸川乱歩とエドガー・アラン・ポー

『怪人二十面相』で有名な江戸川乱歩は今年没後50周年を迎えます。 江戸川乱歩の名はアメリカの作家エドガー・アラン・ポーをもじったものだと、中学時代にお世話になった国語の先生から教わりました。 ちょっと調べてみたところ、エドガー・アラン・ポーの…

おすすめ本に特化したSNSアプリ「本のアプリStand」

本に関するソーシャル・ネットワークアプリ「Stand」をiPhoneに入れてみました。 本のアプリStand Takayuki Inoue ソーシャルネットワーキング 無料 簡単に言うと、フォローした人が投稿したおすすめ本がタイムラインに流れてくるというTwitterのような仕組…

ピース又吉選書フェア

今日ちょっと立ち寄った本屋さんで、ピース又吉選書フェアのコーナーがあったので、足を止めてしまいました。 ご存知の方も多いでしょうけど、ピース又吉さんは最近『火花』という小説を出したお笑い芸人です。 火花 作者: 又吉直樹 出版社/メーカー: 文藝春…

海外での日本理解を深めるため、国の予算で100冊を英訳出版

今日の新聞記事で知りました。 政府は、海外での日本理解を深めるため、商業ベースでは翻訳されにくい日本語の書籍を英訳出版し、米欧の大学や図書館に寄贈する事業に乗り出す。(読売新聞2015.3.18朝刊2面) 民間の出版社による英訳出版は採算が取れないの…

福岡伸一『福岡ハカセの本棚』を読んで気になった20冊の本

ベストセラー『生物の無生物のあいだ』や『動的平衡』で有名な分子生物学者 福岡伸一のエッセイ『福岡ハカセの本棚』を読みました。内向的だったという子供時代から生物博士に至るまでの読書遍歴を綴ったものです。 福岡ハカセの本棚 (メディアファクトリー…

「君が代」が楽曲的に優れている理由の一つはヨナ抜き音階だから?

新聞の広告欄に載っていたムック「JAPAN CLASS」を本屋で見かけたので、ちょっと立ち読みしました。 JAPAN CLASS それはオンリー イン ジャパン 作者: ジャパンクラス編集部 出版社/メーカー: 東邦出版 発売日: 2014/12/06 メディア: 単行本 この商品を含む…

「よみうり堂」の書評から選んだ『SEKAI NO OWARI』ほか2冊

日曜日の恒例(でもやっと4回目)となりました。新聞の文化欄にある書評コーナーから気になる本を紹介します。 赤瀬達三『駅をデザインする』(評:政治学者・東京大教授 牧原出) 駅をデザインする (ちくま新書) 作者: 赤瀬達三 出版社/メーカー: 筑摩書房 …

ベトナム戦争を知らないと損をする。

いま、ベトナム戦争を題材にした開高健の小説『輝ける闇』を読んでいます。 数十ページ読み進めたあたりで、文章の中に「ベトコン」とか「政府軍」とか登場してきて、「これはまずい・・・」と思い始めました。 その意味合いがよく分かっていないからです。 …

佐々淳行『平時の指揮官 有事の指揮官』〜あなたは部下に見られている 〜

東日本大震災からちょうど4年の今日、本棚を眺めていたら、十数年前に読んだ『平時の指揮官 有事の指揮官』に目が留まりました。 平時の指揮官有事の指揮官―あなたは部下に見られている (文春文庫) 作者: 佐々淳行 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 1999/1…

池波正太郎『西郷隆盛』

My幕末読書シリーズ第2弾として、池波正太郎の『西郷隆盛』(角川文庫)を読みました。 西郷隆盛 (角川文庫) 作者: 池波正太郎,蓬田やすひろ 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/03/25 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (…

「よみうり堂」の書評から選んだ『進化とは何か』ほか1冊

日曜日は、新聞の書評欄から気になる本を選んで記事にする、ということにして3週目です。週に1回、ブログに書くネタ探しが楽になりました。 長野浩典『生類供養と日本人』(評:エッセイスト 平松洋子) 生類供養と日本人 作者: 長野浩典 出版社/メーカー: …

四コマ漫画の植田まさしさんに学ぶ 継続する力

読売新聞(3/1)日曜版2面「オンリーワン」のコーナーは、漫画家の植田まさしさん。 「かりあげくん」や「フリテンくん」などサラリーマンを主人公にした軽妙で質の高い笑いで80年代にブームを巻き起こした「四コマ漫画の巨匠」です。 これまでに描いた四コ…

TPPと著作権と江戸川乱歩

前回のエントリーを書いていて、江戸川乱歩が今年没後50年ということは、本やKindle版を購入しなくても、著作権の保護が消滅するので近いうちに青空文庫入りするのではないかと気がつきました。 「青空文庫」とは、「日本国内において著作権が消滅した文学作…

江戸川乱歩文庫リニューアルの件の続き

先日(2015.2.20)江戸川乱歩の没後50年に関する新聞記事を読んだエントリーを書きました。 今度、江戸川乱歩を読んでみよう。 - igawa's Blog そこで書きましたが、たまたま当日付けで、江戸川乱歩文庫版の『孤島の鬼』と『陰獣』がリニューアル出版されて…

本との出会いを演出する特別な書店

今日の朝刊で見つけた記事です。 本との出会いをユニークに演出する書店や古書店が登場している。読書ファンに本の選定を任せたり、懐中電灯を片手に本選びをしてもらったり手法は様々。書店に足を向けてもらう新たな取り組みとして注目を集めている。 お客…

今度、江戸川乱歩を読んでみよう。

作家・江戸川乱歩が世を去ってから今年で50年になるそうです。今朝の新聞記事を読んで知りました。 名探偵・明智小五郎を生み、日本の探偵小説の礎を築いた作家です。ミステリー小説は比較的好きなのですが、江戸川乱歩は読んだことありませんでした。 新聞…

地下街で流れるバッハのゴールドベルク変奏曲に気がついた件

今朝地下街を歩いていたとき、バッハのゴールドベルク変奏曲が流れていることに気がつきました。 それと同時に、今までも何かの音楽が地下街で流れていたはずなのに、耳に届いていなかったことに気がつきました。 これは実に不思議な現象に感じます。 しかも…

本を再読するには、きっかけがほしい。

読んでよかったと思える本は、二回三回十回百回…と読み返したいものです。しかし、そうは思っていても、なぜかついつい新しい本ばかり読んでしまいます。 座右の書とまではいかなくても 自信をもってオススメできる本であれば、「こんなことが書いてある」ぐ…

マンガで分かる心療内科(アドラー心理学編)が面白い。

昨年のベストセラー「嫌われる勇気」で有名になった「アドラー心理学」が気になっている方に一押しのマンガ本です。 マンガで分かる心療内科 アドラー心理学編 (ヤングキング・コミックス) 作者: ゆうきゆう・原作,ソウ・作画 出版社/メーカー: 少年画報社 …

ガイ・P・ハリソン『Think 疑え!』

霊能者は本当に存在するのか? ホメオパシーなどの代替医療に効果はあるのか? アポロ宇宙船の月面着陸は捏造だという説を信じるか? 世の中にたくさんいる詐欺師や、誠実だけどトンデモない勘違いをしている人たちに翻弄されて、金銭詐欺にあったり、助かる…

ジャンポルスキー『ゆるすということ』が2冊

食卓の上に、妻が購入したと思われる『ゆるすということ』という本が置いてあるのを発見しました。 ずいぶん前に読んだ記憶があったので 本棚を探してみたら、やはり同じものを所有していました。 私が持っていたのが2006年11月第5刷(左)、妻が買ったのが2…

働き方について考えるときに参考になる10冊の本

今朝の新聞に、「脱時間給」制度などの 働き方改革に関する記事がありました。 ここ数十年、子供の頃から特別な志でもない限り、普通に高校・大学に進んで普通にサラリーマンになってしまうのが、日本での典型的なパターンでした。世の中には多様な働き方が…

日本語ブームなんでしょうか?

先週、国語(日本語)に関するエントリーを書いたばかりでしたが、たまたま今日、新聞の広告欄に、日本・日本語関係の二冊の本(ムック?)の広告を見つけました。 日本語ブームなのでしょうか? しかし、「日本語ブーム」というキーワードでググってみても…

読売新聞社説「格差拡大は資本主義の宿命か」

昨日(1/25)のエントリーで、トマ・ピケティ著『21世紀の資本』に関する話題を書いたばかりですが、1/26の朝刊でも社説に取り上げられていました。 社説の内容はどこかで読んだような意見でしたので、そんなに目新しいものではなく、まあそうかなという感じ…

トマ・ピケティ『21世紀の資本』に関するミニ知識

最近、新聞・雑誌・ネット上で、フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』という本がよく取り上げられています。世界的にかなりのベストセラーのようです。書店で見かけましたが、相当分厚いし経済の本ですので、読んでみたいとは思いません。で…

重松清『流星ワゴン』が本日 TBS日曜劇場に登場

約1年前に読んだ重松清『流星ワゴン』がテレビドラマ化され、TBS「日曜劇場」として本日(1/18)から スタートします。 重松清「流星ワゴン」 - igawa's Blog初回はスペシャル拡大版で放送されるようです。新聞のテレビ欄の2時間分のスペースには、次のよう…

「英語」の特集で2015年をスタートするビジネス雑誌がなぜか多い。

地下街の小さな本屋さんで雑誌コーナーに昨日立ち寄ったら、デカい「英語」の文字が入った表紙が目に飛び込んできました。 週刊東洋経済(1/10号)と日経ビジネスアソシエ(2月号)です。よくよく見ると、すぐ近くにPHP研究所の「The 21」も英語の特集でした…

【TED】ランドール・マンロー『もし、こうだったら?』

昨日のエントリーで、クーリエ・ジャポン2015年2月号の特集記事から、気になる15冊の本を紹介しました。 クーリエ・ジャポン2015年2月号 特集『世界の人は こんな本を読んでいる』 - igawa's Blog そのうちの一冊は、翻訳書がなかったので、原書を紹介してい…

楠木建『「好き嫌い」と経営』

『ストーリーとしての競争戦略』で有名な(読んだことありませんが)知る人ぞ知る楠木建さんの本です。 「好き嫌い」と経営 作者: 楠木建 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/06/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件)…