igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

急成長する読書市場(「Chikirinの日記」より)

社会派ブロガーちきりんさんの「急成長する読書市場」というブログ記事を読みました。

出版不況と言われているのに、どういうことなのでしょう?

なかなか勉強になります。

 

ということで、今日は短くこのへんで。

ではまた…

 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

 

小島寛之『確率を攻略する』

ギャンブルから生まれた確率の理論は、現在も進歩し続けているようですが、「学校では習ったけど、なんだかよく分からない」という印象の人が大多数なのではないでしょうか。 

本書は、全編を通して「コイン投げ」だけを例にとり、読者が「確率」を攻略できるよう、かなり丁寧に解説した本です。

興味があって読んでみましたが、正直いって確率を多少勉強したことのある私でも、少し難しく感じました。

ブルーバックスですから、本書は一般向けというより、確率について少し専門的に(数学的に)勉強したい方向けだと思います。

 

ギャンブルや株式投資など生活のいたるところで登場する「確率」についてのあいまいな知識やモヤモヤ感から脱したい方は、数学的な基礎をしっかりおさえた本書でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ではまた…

歯を磨くとき吐きたくなる方は「せっけんハミガキ」をお試しください。

ハミガキをするとき、気持ち悪くなって歯磨き粉を吐き出したくなる方はいませんか?

以前私もそうでした。

どの歯磨き粉に替えても吐きたくなるのは同じでしたが、シャボン玉石けんの「せっけんはみがき」を使ってみたところ、吐き気がまったくなくなりました。 

シャボン玉 せっけんハミガキ 140g×2コ

シャボン玉 せっけんハミガキ 140g×2コ

詳しくは分かりませんが、一般の歯磨き粉に使用されている何かの成分(化学物質)が原因だと思います。

吐きたくならない歯磨き粉を探している方がおられたら、お試しください。


【注】私は現在、歯磨き粉を使わず、水だけでハミガキしています。


ではまた…

ビール業界進出 壮絶なドラマ『佐治敬三と開高健 最強のふたり』

前回、戦後20年の復興と経済成長の話を書きましたが、そのエントリーを書くきっかけとなったのは、脳科学者・池谷裕二さんの新聞記事でした。その記事は、実は表題の本の書評でしたので、今回はその本の紹介です。 

ウィスキー販売が軌道に乗ったばかりのサントリーが、ビール産業に乗り出し、紆余曲折を経て成功に至る道程をバックボーンに、高度成長期の日本をあぶり出す。

池谷さんは、人類史上でも稀有な時代変貌をとげた日本を描いた本書について、いったん上記のように要約しますが、本書の魅力を伝えるには不十分だとして、こう言い直します。

サントリー社長・佐治敬三と同社員にして芥川賞作家・開高健という、この時代が醸出した豪傑が巡り会い、複雑に絡む。そのプロセスの描画が鮮烈なのだ。赤裸々な記述が臨場感を生み、活字の海で二人は生き生きと遊ぶ。読み進めるのがとんでもなく楽しい。養子縁組の謎を解く過程は推理小説さながらだし、ベトナム戦争の一幕は、戦後70周年を迎えた今だからこそ読む価値がある。

池谷さんの紹介文が上手いのと、開高健の『輝ける闇』を読んでいたこともあり、ぜひ読みたくなりました。

 

ではまた…

 

関連エントリー

 

佐治敬三と開高健 最強のふたり

佐治敬三と開高健 最強のふたり

20年という時間感覚の時代ギャップに驚き

8/16の新聞に脳科学者の池谷裕二さんが書いていた記事をみて、今まで思いもよらなかったことに気づきました。

私は終戦25年後に生まれた。意外なことに今の若者からみると「わずか終戦25年後」、どうやらわたしの年齢は「陰暗たる昭和の戦後生まれ」と錯覚するらしい。

池谷さんより少し年上の私は、終戦からわずか20年ぐらいしかたっていない頃に生まれました。母の立場で考えると、私を産んだとき、その約20年前は原爆が落とされた終戦の頃ですので、不思議な感じがします。

 

今から20年前といえば、私が結婚した頃であり、Windows95が出た頃であって、自分の時間感覚的にはつい最近です。

私がいま20年前を思い出すことと、母が私を産んだとき20年前を思い出すこととのギャップがすごすぎて、同じ20年なのにこんなにも違うのかと考えさせられました。

 

戦後復興と経済成長がものすごかったということなんでしょうけど。

 

ではまた…

 

http://www.flickr.com/photos/71758328@N00/144629747

photo by Macorig Paolo

日本で一番売れた本『窓ぎわのトットちゃん』

8月15日の「世界一受けたい授業」を観ました。

先生として黒柳徹子さんが登壇されたのですが、あのベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』は日本で一番売れた本だとは知りませんでした。

 

『窓ぎわのトットちゃん』は、黒柳さんが通学していたトモエ学園を舞台に、小学生時代のエピソード、ユニークな教育方法、校長の小林先生の人柄等が描かれたノンフィクションです。

番組の授業で紹介された

  • トモエ学園には、時間割がない
  • 悪いことをしでかしても、親を呼んだりしない
  • 障害をもつ子が一位になるような運動会
  • 障害児に対して「助ける」のではなく「同じ」だと思わせる

など、児童・幼児教育に関して参考になることが多かったと思います。

 

ということで、あらためて

などいろんな顔をもつ黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』を読んでみたい気がします。

 

ではまた…

 

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

窓ぎわのトットちゃん 新組版 (講談社文庫)

 

百田尚樹『永遠の0』をもう一度読みたいけど・・・again

お盆など、生活の節目や大きなイベントのときは、1年前にブログに何を書いたか気になります。

 

昨年の8月14日には、百田尚樹のベストセラーになった長編小説『永遠の0』のことを記事にしていました。

一部引用すると、こんなことを書いています。

あれから4年経ち、もう一度あらためて読んでみたいと思っています。なぜかというと、ベストセラーの宿命でしょうけど一定規模の批判もあることや、必ずしもベストセラーが名作とは限らないからです。初読の時には気づかなかったことなど、新たな発見もあるでしょうから、単純に感動した一回目とは違った感想になると思います。 

1年たちましたが、けっきょく読んでおりません。 

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

今度こそ、再読したいと思います。

 

ではまた…

人間の記憶は相当いいかげん。

フランツ・カフカの小説『変身』を読みました。 

変身 (新潮文庫)

変身 (新潮文庫)

書評や感想は多くの方が書かれていると思うので、さて何を書こうかと思いながら、以前このブログで何か触れてなかったかなと思って過去記事を調べてみました。

去年の7月18日付けのエントリーで、カフカの『失踪者』を紹介しているのを見つけたんですが、最後にひとこと書いているコメントがこれです。

『変身』も再読したい。

 

自分でも驚きました。実は今回、本書を読むにあたって、購入のときから今しがたまで『変身』を読んだことがあるという意識はまったくありません。

しかし、約1年前にブログを書いたときには、明確に一度読んだことがあると認識しています。

どういうことなのでしょうか?

可能性としては、

  • 1年前の記憶は、何か別の本を読んだのと混同していた。
  • 1年前までは読んだ記憶があったのに、今は完全になくなった。

のどちらかだと思いますが、どっちにしても記憶ってひどくいいかげんだなと思った次第です。

記憶がいいかげんということよりも、わずか1年で認識が変わっていることの方がショックでした。

 

最後に…

本書の内容にまったく触れていないので、有名な書き出しの一文を紹介して終わることとします。

ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変っているのを発見した。(訳:高橋義孝

 

ではまた…

山崎豊子『沈まぬ太陽』 を読むべき理由

1985年8月12日に起きた日航機墜落事故からちょうど30年になります。 この事故をモデルにした山崎豊子の長編小説『沈まぬ太陽』をおすすめする書評に最近いくつか出合ったので、読んでみたくなりました。 

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

書評を読んで読みたくなるケースはたくさんあるのですが、なぜ本書が気になるのか考えてみると、

  • 大企業病の組織風土が大きなテーマであること(私の勤務先もわりと大きい)
  • 高校時代の友達が某航空会社の社員であること
  • 大学時代の友達が生存した川上慶子さんと同じ中学であること

といったしょうもない(後ろ二つ)個人的理由だということに気がつきました。

 

ではまた… 

日経トレンディ2015年9月号「常識が変わる 日用品&文房具 136」

昨年に続き、日用品と文房具を特集した日経トレンディをコンビニで見かけたので買いました。 

従来の常識を根底から覆す日用品と文房具を厳選。編集部で使って本当に満足できた136品を紹介する。

キッチン、リビング、書斎、文房具、アウトドアの5つの分野で、ネット検索ではけっしてたどり着かないような知られざる逸品(←ちょっと言い過ぎかも)が多数紹介されています。

 

今回、自分が気になったものを3つだけ紹介しますが、確かに面白い・便利な商品がたくさん掲載されていますので、ぜひコンビニで確認ください。

 

フードハガーズ 

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洗って繰り返し利用できるので、ラップの使い捨てがなくなります。

野菜や果物は1度に使いきれないことも多い。そんなとき、余った食材の切り口にかぶせれば、酸化や乾燥を防げる保存用キャップ。素材はシリコーン製で弾力性に富み、食材の断面に密着する。

 

室内干しハンガー30ピンチ

CBジャパン 室内干しハンガー30 Green&Blue

CBジャパン 室内干しハンガー30 Green&Blue

鴨居やレールにかけて使えるハンガーが欲しかった。 

フックの部分に工夫があり、重心のセンターから端にスライドできる。部屋干しなどで鴨居やドア、カーテンレールなどに掛けるときに非常に便利だ。

 

ピタットルーラー 

 こんな商品があるとは知りませんでした。線を引くときだけ滑らない定規です。

オレンジ色の部分が樹脂製の滑り止めになっており、通常は浮く構造のため紙面上を滑らせて移動できる。一方、上から軽く押すと樹脂が紙に密着し、線を引く際にずれない。

 

ではまた…

 

(昨年のエントリー)