igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

夏休みのマイ課題図書、『こころ』と『ガリバー旅行記』

8月3日に、あがわひろゆきさんが94歳で亡くなりました。なぜ平仮名で書いたかというと、小学校の教科書に載っていた『きかんしゃ やえもん』の作者としてしか知らないからです。 学校の教科書にちなんで、中学・高校の国語の教科書にどんな小説が載っていた…

読書委員の方が薦める毎年恒例の「夏休みの一冊」

今週の「本よみうり堂」は、読書委員の方が薦める毎年恒例の「夏休みの一冊」で、今年のテーマは「夏が来れば思い出す」。 21人の読書委員のそれぞれが、夏の記憶をよみがえらせる一冊を選ばれています。その21冊の中から、自分が読みたい本を3冊ピックアッ…

ファーストフード店での「もえるゴミ」と「プラスチックゴミ」の分別に意味はあるのか?

とあるファーストフード店で目撃した話です。 店員さんが、大きなゴミ袋の中に、分別された「もえるゴミ」と「プラスチックゴミ」をまとめて放り込んでいました。 ドリンクのふたやストローは「プラスチック」の方へ、紙コップやナプキンは「燃えるゴミ」の…

後藤武士『読むだけですっきりわかる日本史』

高校時代に日本史・世界史を選択せず地理を勉強したので、歴史に関してはかなりコンプレックスがあります。 ということで、長い間積ん読にしていた『読むだけですっきりわかる日本史』を読みました。 読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫) 作者: 後…

ちばあきお『キャプテン』を押入れの中で発見

いつのことか忘れましたが、そのむかし読んだ野球マンガの『キャプテン』。 自分のではありませんが、全15巻セットが押入れの奥に保管されていることを発見しました。 あまりマンガを読まないわたしが言うのも説得力がありませんけど、『キャプテン』は超名…

倉島保美『論理が伝わる世界標準の「議論の技術」』

ブルーバックスの『論理が伝わる世界標準の「議論の技術」』を読みました。 日本人は議論が苦手と言われますが、下手なのではなく、単に「議論の技術」を知らないだけなので、「議論の技術」を知りさえすれば、わずかな時間で議論上手になれるそうです。 論…

スポーツ選手におすすめの「好記録のためのクラシック音楽」

音楽聴き放題サービス「Apple Music」(3か月間無料)では、アプリのメニューに「For You」があります。これは、アップル側が好みの音楽を判断して、おすすめの曲やプレイリストを提示してくれるものです。 私の「For You」のなかに、「好記録のためのクラシ…

レジ袋はまとめて買っても1枚5円

スーパーのレジ袋は、最近どこに行っても有料(3〜5円)になってしまいました。エコの面、コストの面からも、マイバッグで買い物する人も確実に増えているようです。 しかしこのレジ袋は、自宅のゴミ入れ用に活用しているので、少しはないと困ります。 この…

読売新聞の書評コーナーから選んだ『本を読むときに何が起きているのか』

読書に関する本の書評がありましたので、紹介しないといけないでしょう。 ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか』(評:東京大教授・生物心理学者 岡ノ谷一夫) 本を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の…

最近出合ったスマートなカフェ店員さん

カフェやコンビニなど、いろんな場所でコーヒーが飲める(買える)ようになりました。 photo by rudolf_schuba コーヒー(ホットに限りますが)が好きなので、ときどき利用しますが、いろんな店員さんの対応があって勉強になります。たまたま最近、スマート…

詰替用シャンプーには、雑菌がウヨウヨ?

シャンプーやリンスは、毎回容器ごと買い替えるのではなく、詰め替え用を補充している方が多いと思います。 同じ製品であれば通常は問題ありませんから、中身が減ってきたら、そのまま継ぎ足したりしていないでしょうか? もしそうしていたら、容器の中には…

江口克彦『部下の哲学』

本棚の奥にあった『部下の哲学』という単行本を発見しました。奥付をみると、1999年2月出版、2000年5月第5刷になっていますので、タイミングとしては東京で単身赴任していた頃に読んだものと思われます。 部下の哲学―成功するビジネスマン20の要諦 (PHP文庫)…

Windows 10 は、製品ではなくサービスである。

プライベートでは Macしか購入したことのない私ですが、7/29にリリースされた今回の「Windows10」は仕事用として気になります。 1年間は無料だとか、スタートボタンが帰ってくるとか、新ブラウザ「Edge」が搭載されるとか、いろんな話題がありますが、いちば…

鎌田實『◯に近い△を生きる』

日本では長らく、「がんばれば幸せになれる」が唯一の「正解」でした。 がんばるという「正解」が日本人は好きですが、がんばらないという「別解」もあります。がんばらないというのは、がんばることを否定しているわけではなく、がんばったり、がんばらなか…

庄野潤三の短編小説『静物』

村上春樹のエッセイ『若い読者のための短編小説案内』で解説されている短編の一つ、庄野潤三の『静物』を読みました。(新潮文庫『プールサイド小景・静物』に収録) プールサイド小景・静物 (新潮文庫) 作者: 庄野潤三 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 196…

サントリー クラフトセレクト「メルツェン」

今日の日曜日は、「本よみうり堂」から紹介したい本がありませんので、昨日に続いてビールの話題です。 金曜日に買っていたサントリーのクラフトセレクトシリーズ第2弾「メルツェン」を飲んでみました。 昨日の「スペシャル・ビター」とは一転して、苦さはほ…

サントリー クラフトセレクト「スペシャル・ビター」

今日は、猛暑の一日でした。暑い夏はやはりビールです。ということで、久しぶりに今日はゆるくビールの話題。 以前も紹介したサントリーの「クラフトセレクト」というシリーズの第1弾「ペールエール」、「ブラウンエール」に続く第2弾「スペシャル・ビター」…

子どもたちへの一番大切な贈りもの『センス・オブ・ワンダー』

生物学者の福岡伸一が著書『福岡ハカセの本棚』の中で薦めていた『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著)を読みました。 「センス・オブ・ワンダー」とは、著者が世界中の子どもに授けたいと思っている、生涯消えることのない「神秘さや不思議…

月刊サイゾー2015年8月号『タブーな本』

面白そうな本を探すために、ときどきブックガイドの本や雑誌を入手します。 本屋さんで、月刊サイゾーの最新号が1年前と似たような『タブーな本』という特集なのを発見したので、手に取ってみました。(昨年の9月号は『ヤバい本」という特集でした) サイゾ…

田舎の家のたたみ方

7月22日付の読売新聞に、「空き家対策 本格化」という記事がありました。 九州7県の空き家数は約89万戸もあるらしいのですが、うちの実家もそのうちの1戸です。 親が住んでいた頃はよかったのですが、ご近所さんに迷惑がかかってはいけないので、空き家にな…

「what if ?」の日本語版は「もし、こうだったら?」ではなく「ホワット・イフ?」でした。

以前のエントリーで、月刊誌クーリエ・ジャポンの特集記事「世界の人はこんな本を読んでいる」に掲載されていた本のなかから、気になる15冊を紹介しました。そのなかで、未翻訳でしたが面白そうだったので、「what if ?」という本を紹介しています。 クーリ…

音質や演奏にこだわりのないクラシックファンなら「Apple Music」はかなり魅力的(かも)

7月1日にスタートした音楽聴き放題サービスの「Apple Music」にようやく登録しました。 洋楽やJ-Popなどもたまには聴きますが、基本的にはクラシック派です。以前から欲しいなあと思っていた以下の演奏(割と有名な名盤)があるのか、ちょっと調べてみました…

読売新聞の書評コーナーから選んだ『紋切型社会』ほか一冊

先週はお休みしていました「本よみうり堂」からの紹介です。今週は二冊。 武田砂鉄『紋切型社会』 紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす 作者: 武田砂鉄 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2015/04/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を…

小島信夫の短編小説『馬』

気になる作家として小島信夫を先日取り上げたところですが、有名な作品の一つである短編小説『馬』を読みました。(新潮文庫『アメリカン・スクール』に収録) アメリカン・スクール (新潮文庫) 作者: 小島信夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1967/06/27 …

「夏休みの自由研究」とはそもそも何なのか?

台風の影響で小中学校の終業式が一日前倒しになった福岡市では、早くも今日(7/17)から夏休みです。 夏休みといえば、毎年頭を悩ませるのが「自由研究」。学校では、自由研究とは何か、どうやって取り組むのか、など基本的なことを教えてくれないのにやらさ…

死ぬときに後悔すること10

最近いろいろ忙しいので、その場しのぎ的に今回は、「日経おとなのOFF」に掲載されていた記事「知っておきたい 死ぬときに後悔すること10」の10項目を紹介します。 進行がん患者などの心身の苦痛を取り除く緩和医療専門医として1000人以上の最後を見届けてき…

Amazonプライム会員はやめようかと思う

7月15日といえば、福岡では山笠のクライマックス「追い山」の日ですが、Amazonプライム会員にとっては、「HAPPY prime day」という1日限りの特別セールの日だったようです。 実は、私もプライム会員なんですが、今回の「HAPPY prime day」は、特別セールの商…

できるだけ答案にバツをつけたい?学校の先生

子供の期末テストの答案用紙(中3数学)を見て、ちょっとだけ驚きました。 「円の半径をrとすると円周は( )、円の面積は( )と表すことができる。」という問題です。もちろん正解は「2πr」と「πr2」(←2乗)。 娘は、「2rπ」と「r2π」(←2乗)と答えてい…

「フェルマーの最終定理」は、序章にすぎない

東洋経済オンラインで、標記タイトルの記事(7月11日)を読みました。 「フェルマーの最終定理」は、序章にすぎない | オリジナル | 東洋経済オンライン 記事を書いているのは、あのベストセラー『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン著)を翻訳した青木薫…

日経おとなのOFF 2015年8月号『人生に効く「哲学」』

コンビニで見かけた雑誌「日経おとなのOFF」の特集が『人生に効く「哲学」〜あと30年を生き抜く思考と実践〜』でしたので、この歳になっても悩める私は思わず買ってしまいました。 記事の構成としては、「古今東西25人の哲学者に生き方相談」という思考篇と…