読売新聞の書評コーナーから選んだ『本を読むときに何が起きているのか』
読書に関する本の書評がありましたので、紹介しないといけないでしょう。
ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか』(評:東京大教授・生物心理学者 岡ノ谷一夫)
本を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間
- 作者: ピーター・メンデルサンド,山本貴光,細谷由依子
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2015/06/27
- メディア: 単行本
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評者によると、本書は、本がページでできていることを最大限利用しているのだそうです。これが何を示しているのか読んでみないとわかりませんが、人間の想像力を喚起するには、ページという制約のある本の方が(電子書籍に比べ)いいということと関係ありそうです。
ところで、書評の中に下記のような文章がありますが、格調高くて私にはよく理解できませんでした。
そうこうする間にも、目はページ上を走り、指はページをめくる。著者は言う、読書は演奏であると。指が弾いている現在は目が捉えている現在よりも過去にあり、目が捉えている未来に影響されている。だが本当の現在は、耳が捉えているのだ。読書中にも複数の時間の流れがある。読書することで、僕たちは指揮者であり演奏家であり聴衆であり得る。
ではまた…