igawa's Blog

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学年の境目はなぜ4月2日生まれからなのか、シンプルに解説してみました。

4月1日から新年度ですが、なぜか学年の変わり目は4月2日生まれからになっています。昔から不思議に思っていました。割と有名なネタなので、ご存知の人も多いでしょうけど、その理由を簡単に紹介しておきます。

 

学校教育法では、小学校への就学について次のように規定されています。

保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、(中略)これを小学校(中略)に就学させる義務を負う。

ここで、「満六歳に達した日の翌日」とは「満6歳の誕生日」のこと(2月29日生まれに配慮した回りくどい表現)で、「学年の初め」とは「4月1日」のことです。

つまり、上の条文をシンプルに表現すると、「小学一年生になるのは、満6歳の誕生日以後の最初の4月1日から」となります。

したがって、4月1日生まれだと、「満6歳の誕生日以後の最初の4月1日」はまさに誕生日ですから、満6歳の誕生日から一年生です。

ところが、1日違いの4月2日生まれだと、満6歳の誕生日以後の最初の4月1日、つまり約1年後の4月1日から一年生ということになります。

 

法律上の定義とはいえ、「4/2〜翌年4/1」がひとまとまりの同級生になるのは、やっぱり違和感があります。かと言って、ある年度から「4/1〜翌年3/31」に切り替えるのも、合理的な理由がありませんので、ずっとそのままなのでしょう。

 

ではまた…

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