数学・科学
朝、家を出てバス停に急いでいたとき、目の前に空からセミが落ちてきました。地面の上にひっくり返った状態になりましたが、気になりつつ、そのまま通り過ぎました。 死んでいるセミを見かけることは珍しくありませんが、空から落ちてくるセミと遭遇したのは…
ギャンブルから生まれた確率の理論は、現在も進歩し続けているようですが、「学校では習ったけど、なんだかよく分からない」という印象の人が大多数なのではないでしょうか。 確率を攻略する ギャンブルから未来を決める最新理論まで (ブルーバックス) 作者:…
以前のエントリーで、月刊誌クーリエ・ジャポンの特集記事「世界の人はこんな本を読んでいる」に掲載されていた本のなかから、気になる15冊を紹介しました。そのなかで、未翻訳でしたが面白そうだったので、「what if ?」という本を紹介しています。 クーリ…
子供の期末テストの答案用紙(中3数学)を見て、ちょっとだけ驚きました。 「円の半径をrとすると円周は( )、円の面積は( )と表すことができる。」という問題です。もちろん正解は「2πr」と「πr2」(←2乗)。 娘は、「2rπ」と「r2π」(←2乗)と答えてい…
東洋経済オンラインで、標記タイトルの記事(7月11日)を読みました。 「フェルマーの最終定理」は、序章にすぎない | オリジナル | 東洋経済オンライン 記事を書いているのは、あのベストセラー『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン著)を翻訳した青木薫…
七夕に関連して、星の話題です。 夜空を流れる天の川は、実体は星の集まりで、銀河系の中心部分を見た方向(星が多く見える方向)だということまでは知っていました。 たまたま七夕伝説について調べていたときに、それ以上の知らなかった事実を勉強したので…
ウィキペディア(日本語版)のトップページでは、選り抜き記事として「秀逸な記事」が毎日紹介されています。 秀逸な記事とは、秀逸な記事の選考を通過した記事のことです。選考を通過した記事は、執筆者の努力を顕彰し、他の記事執筆者へ執筆の参考例を示す…
むかし学校の授業で、物質の最小単位は陽子と電子からなる原子だと習いました。 その後さらに小さな素粒子へと研究が進んでいるようですが、それはいいとして、最小の単位は点(粒子)のイメージだと思います。 ところが、最小単位は粒子ではなく「ひも」の…
2015年7月1日(水)は、いつもより1秒長い1日になります。日本時間では、午前8時59分59秒と9時の間に、8時59分60秒が挿入されます。 なぜそんなことをするのかというと、地球の自転が一定ではないために、正確に時を刻む原子時計に対するズレを補正する必要…
アメリカ人なら知っている裁判に、1994年にロサンゼルスで起こったO.J.シンプソン事件があります。 有名なアメフト選手だったO.J.シンプソンの妻が、その友人(男性)とともに自宅の前で死んでいるのが発見され、シンプソンに疑いがかかりました。シンプソン…
先日、読むだけで論理力が自然と鍛えられる本『ピジョンの誘惑』を紹介しました。収録されているすべての問題が「鳩の巣原理」というたった一つの法則にこだわった(その法則さえ知っていれば解ける)パズルです。標題の問題は、『ピジョンの誘惑』を紹介し…
地球上には70億もの人間がいますので、これだけ多ければ髪の毛の本数が同じ人が一組ぐらいはいそうです。しかし、それをどうやって証明するのでしょうか。 実は、髪の毛のだいたいの本数を知っていれば、解ける問題です。 人間の頭に生えている髪の毛の本数…
4月1日のエントリーで宣言していたとおり、この1か月間本を買いませんでした。 今年も、4月は本を買うのを我慢することにします。 - igawa's Blog しかしたまたま、「数学の言葉」が特集になっている季刊誌「考える人」2015年春号(新潮社)を発見してしまい…
「鳩の巣原理」とは 001「鳩が10羽いるのに、巣が9個しかないならば、どこかの巣には 2羽の鳩が入ることになる」 これを「鳩の巣原理」と言います。「部屋割り論法」とか「引き出し原理」などと呼ばれることもあります。証明は必要ないでしょう。 (出典:Wi…
「数学」は役に立たないものの代名詞のように使われることがあります。しかし、ほんのちょっとだけ分かっていなかったばかりに、日常生活で誤った判断をしてしまうことも起こりえます。 「数学は苦手だから」は、「人見知りだから」とか「高所恐怖症だから」…
昨日のエントリーで、クーリエ・ジャポン2015年2月号の特集記事から、気になる15冊の本を紹介しました。 クーリエ・ジャポン2015年2月号 特集『世界の人は こんな本を読んでいる』 - igawa's Blog そのうちの一冊は、翻訳書がなかったので、原書を紹介してい…
数学の白熱教室(再放送)の最終回を見ました。番組のホームページでは、このように紹介されています。 シリーズ最終回もミステリアスな数学の世界をデュ・ソートイ教授が案内する。数学は未知の世界を解き明かす鍵となってきたが、同時に、「知ることが原理…
12月5日(金)から再放送が始まっている、NHK「オックスフォード白熱教室」の第3回(12/19放送)を観ました。先生は、オックスフォード大学数学研究所のマーカス・デュ・ソートイ教授です。 第1回のエントリーはこれ。 オックスフォード白熱教室「第1回 素数…
12月5日(金)から始まった、NHK「オックスフォード白熱教室」を観ました。昨年10月に放映された4回シリーズの再放送です。 先生は、幅広い数学啓蒙活動が認められ「大英帝国勲章」を受賞(2010)している、オックスフォード大学数学研究所のマーカス・デュ…
1,2,3,4,5,……と続く自然数を足していくと、その和はどんどん大きくなっていきます。ところが、無限に足していくとその和は無限大ではなく有限の値、しかも中途半端な負の数(-1/12)だというんです。普通の頭ではわけ分かりません。(もちろん、トンデモ論な…
新聞(2014.11.5)の広告欄で気になった本です。 理科系なあなたを発見できる本。学生寮「ともきんす」には、寮生が4人ー朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。彼らは、一般向けに多くの本を残しました。いま、時空を超えた不思議な交流を通じて、…
10月8日は、皆既月食でした。今回は、時間帯にも天気にも恵まれたので、日本では多くの方がオレンジ色の十五夜の月を観賞できたのではないでしょうか。 photo by leppre ところで、「皆既」かどうかは置いといて、月食は満月のときにだけ起こります。 月食に…
青色LEDを開発した日本の3氏が、2014年のノーベル物理学賞に決まりました。おめでとうございます。 ところで、ノーベル賞で思い出しましたが、先月発表された「イグ・ノーベル賞」をご存知でしょうか? 今年も、バナナの皮が滑りやすいことを、実際に摩擦係…
ジュンク堂書店の入り口に平積みしてあって、面白そうだったので手にとってみました。 マンガでわかるゲーム理論 なぜ上司は仕事をサボるのか? 近所トラブルはどうして悪化するのか? (サイエンス・アイ新書) 作者: ポーポー・ポロダクション 出版社/メーカー…
台風11号が接近しています。週末には、西日本直撃の恐れがあると報道されています。(下図は無関係です) ところで、台風の進路予想ですが、さまざまな可能性があるなか、多くの場合、日本に被害をもたらす可能性の高いルートが発表されています。(たぶん)…
台風8号が過ぎ去りました。福岡の方では幸いにも大きな被害はなかったようです。 今回、台風関連ニュースを聞いていて、今まで何度も聞いている言葉なのに、その意味を実はよく分かっていなかった用語が意外とたくさんあることに気がつきました。(ブログを…
自宅の本棚でふと目に留まったので、10年ぐらい前に読んだ、野矢茂樹「無限論の教室」(講談社現代新書)を再読しました。 無限論の教室 (講談社現代新書) 作者: 野矢茂樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/09/18 メディア: 新書 購入: 24人 クリック: …
Googleのトップページのロゴがルービックキューブになっていて知りましたが、今年はルービックキューブが考案されてから40周年のようです。 40年前と言えば、私は小学2年生。流行したのは、私もハマっていた中学2年のときでしたから、日本で発売されたのは、…
先日のエントリーで紹介した「日本人のための憲法原論」の著者である小室直樹先生の「数学を使わない数学の講義」を再読しました。 数学を使わない数学の講義 作者: 小室直樹 出版社/メーカー: ワック出版 発売日: 2005/04 メディア: 単行本 購入: 41人 クリ…
池谷裕二さんの「単純な脳、複雑な『私』」(朝日出版社)を読みました。 単純な脳、複雑な「私」 作者: 池谷裕二 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2009/05/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 102人 クリック: 2,607回 この商品を含むブログ (…