税抜き表示か、税込み表示か
増税直後に、スタバに入ったら税抜き表示に変更されていたという記事を書きました。
スタバのおかわり100円はどうなったのか? - igawa's Blog
場所的な問題からドトールを使う機会はあまりないのですが、先日たまたま機会があって入ってみたところ、ブレンドコーヒー(S)は、4月から20円(10%)値上げされ、220円になっていました。
スターバックスのコーヒー(ショート)は、300円が302円になり、総額は2円アップですが、本体価格は実質値下げになっています。
これは、本体価格を増税分(3%)アップし四捨五入しているためです。
利用者からすれば、わずか2円とはえ、1円玉がわずらわしいため、高くてもむしろ310円にしてもらった方がすっきりします(300円据え置きが、もっと嬉しいですけど)。実質値下げしたスタバよりも1割も値上げしたドトールの方が好まれているのも分かる気がします。
支払い時の利便性など微妙な消費者心理も含め、増税後の価格設定については、スタバの社内でも十分議論された結果だとは思いますが、さらに消費税が10%に値上げされる予定でもあり、本体価格中心の価格体系にしているのでしょう。
それにしても、ドトールはなぜ20円もアップしたのでしょうか、10円(5%)アップでもいいはずです。ちょっと調べてみましたところ、この2つの記事を発見しました。
スタバで280円のコーヒーを買うと支払いは? | 東洋経済オンライン
ドトールは、総額表示を10円単位で維持したのに加え、増税分に原料高を含めて1割(20円)アップにしたようですね。
同業他社を調べてみると、ドトールだけではなく、タリーズ、カフェドクリエ、ベローチェ、プロント、モス、サブウェイなど、ほとんどのコーヒーチェーン等では10円単位の総額表示です。(マクドナルドは1円単位の総額表示)
こう考えると、本体価格表示にしたスタバの戦略は業界的に異色です。
確かに、私も10円単位の方がいいのですが、他の多くの小売店では1円玉を必要とするので、スタバは使わないぞと思うほど気にしておりません。
来年に予定されている増税時にドトール組の戦略は変わらないと思いますが、おそらくスタバは10%の税込み表示に切り替えるのではないでしょうか。
税抜き表示が認められているのは時限立法なので、いずれ表示方法が変わるのは当たり前といえば当たり前ですけどね。