村岡花子訳の『ハックルベリイ・フィンの冒険』を読みました。
NHKの朝ドラ「花子とアン」は明日(9/27)が最終回のようです。(でも一回も観てません)
その主人公の村岡花子さんが半世紀以上前に訳したマーク・トウェインの『ハックルベリイ・フィンの冒険』(新潮文庫)を読みました。
- 作者: マーク・トウェイン,Mark Twain,村岡花子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1959/03/10
- メディア: 文庫
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児童文学として有名なこの小説は、アメリカ文学史において高く評価されているらしいのですが、私には正直よく分かりませんでした。
自然の中で奔放に生きる浮浪児ハックルベリーの成長や、黒人ジムとの交流、宗教と良心の問題等が描かれていて、どうもその辺が評価されているようです。
私がちゃんと読めなかった最大の原因は、読書タイムが通勤バスの中なので、ウトウトしながら文字を追っていたからだと思います。(単なる言い訳)
しかし、1959年に出版されていて訳が古く少し読みにくいというのも事実で、辞書を引かないと意味が分からない単語も多数ありました。例えば、
- p20 済度 さいど
- p226 鐙 あぶみ
- p269 諄々と じゅんじゅんと
- p277 疝気 せんき
- p410 開闢 かいびゃく
などです。読み方も意味も分からないこういった単語は読み流して大して影響はないのですが、それぞれ辞書で調べてしまいました。
ということで、せっかく読んだのに悔しいですが、まともに感想らしきことが書けません。次は違う(新しい)訳で読んでみて、そのときこそは書評らしきものを書くつもりです。
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