世界ふしぎ発見!「脳と肥満のミステリー」
5/24放送のTBS系テレビ「世界ふしぎ発見!」を観ました。
今回のテーマは「脳と肥満のミステリー」と題して、「太る原因は脳にあった」というようなことを検証する内容でした。
肥満社会となっているアメリカでの取材は含まれていましたが、全くいつもの「世界ふしぎ発見」らしくなく、単なるダイエット番組に成り下がっていた印象です。それはさておき、女性には永遠のテーマであるダイエット関連の放送ですから、妻と娘が真剣に観ておりました。
脳をだますこと
脳には「古い脳」と「新しい脳」があって、意志の力を司るのは「新しい脳」ですが、これをコントロールすることは非常に難しいらしいです。つまり、やろうと思ってもなかなか続かないということです。しかし、人間の欲望にかかわる「古い脳」では習慣の力を司っており、意志ではなく習慣にしてしまえば楽に継続することができるようになるそうです。まあそうでしょう、という気はします。
脳は騙されやすいので、それを利用して食事をコントロールすることもできるそうです。例えば、同じ量の食べ物でも、小さいお皿に盛られた場合の方が、大きいお皿に盛られた場合よりも多く見えるので、より満足感を得ることができます。
それから番組では、手に持ったクッキーが実物よりも大きく見える特殊グラスが紹介されていました。これを使えば、小さなクッキーでも大きな満足感を得ることができるようですが、あんな大きな邪魔くさい道具を普段使うわけはありませんので、実用化されることはなかろうと勝手に思ったりしました。
36キロ減を実現した習慣
番組に登場した女性は、ある習慣をするだけで36キロもやせることに成功したそうです。それは何かというと、「スリム美人の真似をする」という習慣です。例えば、コンビニで何かを甘いものを買いたくなったとき、「スリム美人なら、これを買うだろうか?」と考えることで、買いたいという欲求をコントロールするというダイエット方法のようでした。実は、途中で寝てしまっていたので、最後までちゃんと観れてないので恐縮ですが、単にそれだけの習慣で36キロもやせることができるのか、ちょっと疑問です。
どうしても挫折してしまう「意志の力」を使うのではなく、「習慣の力」を利用すれば簡単にダイエットに成功するということが言いたかったのでしょうけど、ちょっと説得力に欠ける気がしました。
中野信子さん
ところで、今回のテーマ「脳と肥満のミステリー」の解説に出演されていたのは、中野信子さんという医学博士、脳科学者でした。
以前、本の帯にある著者の写真を見ただけで買ってしまったということでエントリーを書いたのが下記の記事です。
今回の番組で初めて、動く中野信子先生を見ました。すみません、ただそれだけの理由でエントリーを書いてしまいました。
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