igawa's Blog

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「評価」より「感謝」

今日、会社で業務委託先に対する感謝状贈呈式がありました。

 

仕事を発注する側は、受託会社に対して偉そうな態度をとったり、無理強いをしたりすることを無意識のうちにやっていることも往々にしてあるのではないでしょうか。

本来、発注者と受注者は対等の関係であるべきなのですが、発注者側が偉いという間違った価値観が根付いているような気がします。

上司・部下という上下関係においては、人事評価など上が下を評価する場合はあるものの、指揮命令系統の上下はあっても人間としての上下はなく、基本的には横の関係であるべきです。アドラー心理学からの受け売りですが、他者からいい「評価」をされても貢献できたと感じることはなく、「感謝」の言葉を聞いたとき自らが他者に貢献できたことを知り、自分の価値を感じることができます。

同様に、仕事の発注・受注という関係においても、会社間の関係とはいえ仕事は結局人の関係ですから、感謝を示すことが仕事を円滑に進める上で非常に大事なことと思います。

特に、親会社・子会社間での委託であれば、本来親会社がやるべき業務を子会社にお願いしているわけで、しかも長期的な関係が前提ですから、感謝を示すことは当然のことにも思えます。仕事をやってもらっているのが当たり前という感覚でいると、子会社に対して公式の場で感謝の意を表すという行為はなかなかできないことと思います。

 

ということで、今日は感謝を示すことの大切さをあらためて感じた一日でした。