iPhoneメモアプリの使い分け
iPhoneをお使いの方、メモ(ノート)アプリには何を使ってますか?
App Storeで「メモ」と検索すると大量にヒットしますので、自分で選ぼうとすると大変です。実際、メモアプリといっても、いろんなタイプが存在します。
- iOS標準「メモ」のようなシンプルなタイプ
- 「RainbowNote」「Awesomenote」のような写真・カレンダー・地図なども使える多機能タイプ
- 「Day One」「Momento」のような日記・ライフログタイプ
- 「Mote Anytime」のような手書き機能タイプ など
また、有料か無料か、iPad版・Mac版の有無など、いろんな選択基準があります。どのアプリを使うかは、その人のライフスタイル、iPhoneの使用頻度などによって、まったく違うでしょうし、そもそもメモアプリは不要だという人もいるでしょう。
今回は、既に3年以上続いている私のメモアプリの使い分けの考え方について紹介します。アプリについては、ずっと同じものを使い続けていますので、この考え方に適合するもっといいアプリが存在するかもしれません。
使い分けの考え方
私は、メモの機能を、時間の切り口(過去、現在、未来)で分けています。
- 「過去」用アプリは、日々の出来事の記録つまりライフログ用に使うものです。
- 「現在」用アプリは、調べものをするためのデータを保管しておくレファレンス用です。
- 「未来」用アプリは、買い物メモ、借りたいDVDリスト、ブログの下書きなど、未来に使うアイデア用です。
当然これらの機能を一本のアプリでこなすことも可能ですが、今のところ、時間の切り口に応じてアプリを使い分けるのがマイベストだと考えています。
「過去」用アプリ
過去を記録するライフログ用には、「Momonote」を使ってます。
有料ですが、ユニバーサルアプリなので iPadでも使えます。iPhone/iPadと同期するmomonote.comにアクセスすれば、Macからも使えます。少なくとも私が購入した2009年10月20日以前から存在する歴史あるアプリですが、iOSのバージョンアップのたびにアップデートされていますので、信頼できる開発元だと思います。使い勝手もシンプルで、タグを使った検索機能など、とても気に入っています。
「現在」用アプリ
資料保管庫としてのレファレンス用には、定番の「Evernote」を使っています。
有名なので特に説明は不要かと思います。単なるテキストだけでなく、ウェブクリップ、写真・PDFなど、後で使いそうなデータを何でも放り込んでおけるアプリです。高機能なのはいいんですが、若干操作感が重たいので、頻繁にアクセスするメモデータの閲覧には別アプリ「SmartEver」を補助的に活用しています。
「未来」用アプリ
未来のアイデア用には、「Simplenote」を使っています。
名称どおりシンプルで、iPhone/iPad版、Mac版とも無料です。標準メモアプリも有力なんですが、タグ管理ではなくフォルダ管理であること、ゴミ箱がないことなど、いくつかの点でSimplenoteに劣ります。
まとめ
お分かりかと思いますが、Evernoteを使えばMononoteとSimplenote部分の機能をカバーすることができます。しかし、Evernoteはアプリが高機能で、管理するデータ量も大きいので、どうしても動作が遅いのが気になります。ですので、アイデア用にはさくさくとメモが書けるSimplenote、ライフログ用には検索が速いMomonoteを使うことが、私のスタイルに合っていると思います。
単なるメモアプリに3種類も使うのはどうかなという考えもあるでしょうけど、どなたかの参考になるかもしれないので、記事にしてみました。