NHK総合テレビ「SONGS」中森明菜 〜歌姫伝説〜(2014.11.15放送)
昨夜、裏番組の錦織vsジョコビッチ(ATPツアー・ファイナル準決勝)が気になりながら、NHKの「SONGS」という番組を観ました。たまたま新聞のテレビ欄で、中森明菜という文字に気づいたのですが、今回で320回目の放送であるにもかかわらず、今まで番組の存在を知りませんでした。
中森明菜については、特にファンだった訳ではありませんが、80年代歌謡の全盛期と自分の高校時代が一致していることから、特別な地位を占めているアイドルではあります。
今回、放送内容を番組の進行に沿って紹介し、中森明菜の歌姫伝説を記録に残しておきたいと思います。
スローモーション(1982)
一瞬で切なさを表現できるという高い歌唱力をもって、来生えつこ・来生たかおの作詞作曲コンビでデビュー。
少女A(1982)
セカンド・シングル「少女A」で、不良性を感じさせるイメージに一転。この曲以降、清純さと不良っぽさを交互にみせて、アイドル歌手としてスターダムを駆け上がっていく。
セカンド・ラブ(1982)
3曲目で、ヒットチャートの1位を初めて獲得し、シングルでは最大の売上げ枚数を記録。
1/2の神話(1983)
作詞は「少女A」と同じ売野雅勇、作曲は大沢誉志幸。不良性を感じさせるキャラクターを更に進化させた。「禁区」「十戒」と続く不良シリーズで、「自分が書いた詞の世界を期待以上に見事に演じきっていた」と売野雅勇は言う。
北ウイング(1984)
この頃から、大人の女性を歌い始める。作曲家(林哲司)を指定したり、曲タイトルを本人が決めるなど、楽曲作りに積極的に参加。
飾りじゃないのよ涙は(1984)
井上陽水が中森明菜のために書き下ろしたこの曲で、アイドルからアーティストへ変貌を遂げる。高い歌唱力と表現力があらためて評価された。
ミ・アモーレ(1985)
デビュー4年目で日本レコード大賞を受賞。ラテン・サウンドと愁いのあるボーカルが融合した、中森明菜ならではの世界観を作り上げた一曲。
DESIRE(1986)
先鋭的な和風ビジュアルが印象的なこの曲で、日本レコード大賞を2年連続受賞。
しかしながら、トップ歌手であり続けることを過度にプレッシャーとして感じ、この頃から苦悩と闘い始める。
難破船(1987)
シンガーソングライターの加藤登紀子が「是非歌ってほしい」と自らの楽曲を中森明菜に提供。恋に破れた女性の絶望を、深い情感をもって歌い上げる。
カバーアルバム「歌姫」シリーズ
番組で取り上げられたのは、20代で深い愛情を表現できていた中森明菜が40代に入って挑戦した尾崎豊の「I LOVE YOU」です。
この8月に出た『オールタイム・ベスト -歌姫-』をぜひ聴いてみたくなりました。
終わりに
来年1月に、Part2が放送されるそうです。
ではまた…