igawa's Blog

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「建国記念の日」になぜ「の」が必要なのか?


今日(2月11日)は「建国記念の日」です。この記事を読むまで、「建国記念日」だと思っていました。

 2月11日「建国記念の日」になぜ「の」が必要なのか - エキサイトニュース(1/2)

 

ところで、日本の場合「いつの何をもって建国というのか?」ご存知でしょうか?
お恥ずかしながら、私も明確に答えられませんので、上記ウェブサイトより引用させていただきます。

本来、この「建国記念の日」は、紀元節(きげんせつ)と呼ばれる初代天皇たる神武天皇がご即位された日を言います。古くは、「日本書紀」の中で語り継がれ、九州からの東征を経て、大和を統一した結果、現在の奈良県橿原市あったとされる畝傍橿原宮(うねびのかしはらのみや)で即位をしたというものでした。それを明治政府が日本国の正式な起源と定め、「建国記念日」として迎えてきたのですが、今の時代、こうした話を知る人はほとんどいません。同様に、この起源を元に用いられた紀年法、「皇紀」の存在を知る人も少なく、今年で皇紀2675年という、日本は国家として世界最古の歴史を歩み続けているのですが、その偉業を知る方はほとんどおりません。

上の内容には神話を含んでいますので多少は定かではない部分があるかもしれませんが、「世界最古の国家」という事実は変わることはないでしょう。しかしなぜ、そういった建国の話を私は今まで知らなかったのでしょうか。

ここに大きなカラクリがあるのだそうです。実は、「建国記念の日」が「建国記念日」とならなかったことと関係しています。

 

敗戦当初、新たに憲法が草案されていくに従って、政府は当然、建国記念日の制定に入りました。なぜなら独立した主権国家の中で、建国記念日のない国は事実上存在し得ないからです。
しかし、当時いくら法案を提出しても、反対する野党によって阻まれてきました。その数、9回にも及び10年近くにもわたって、この「建国記念日」の制定が迎えられないという異常事態を引き起こしたのです。このため、最終妥結案として用意されたのが、この「の」です。つまり、紀元節の流れを汲む「建国記念日」は認められませんが、「建国」という事象に対する記念ということで妥協しましょう、というものです。

明確に建国の日として定めなかったことを学校で教えることはあり得ないので、私を含め多くの人は「日本の建国」に関してよく分からずに大人になってしまったようです。

 

ということで、実際には「建国記念の日」が正しいことを知りましたが、むしろ逆に「建国記念日」でいいのではないかと感じました。

ではまた…

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