後出しジャンケンには気をつけよう。
新しい働き方に関するエントリーを以前書きましたが、「新しい働き方」という概念に対して何となく腑に落ちないというかモヤモヤ感がありました。
(働き方について考えるときに参考になる10冊の本 - 読書のランダムウォーカー)
しかしながら先日、東大の中原先生(人材開発)のブログを読んで、シックリきていなかった原因が分かり、スッキリしました。
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「新しい働き方」をしている人は「新しい働き方をめざしていた人」ではない!?
新しい働き方をしているように見える人とは、「組織に所属するかしないか」とか「ノマドか、ノマドじゃないか」なんて、そもそもあまり意識のなかには入っていなくて、ただ「自分のやりたいこと」や「自分のやらなければならないこと」をやっている人なのです。
そのとおりだと思います。
確かに、いま「新しい働き方」をしている人は、「新しい働き方をするぞ!」と意気込んで始めたわけではなく、自分のやりたいように行動した結果なんだと思います。
結果的にそうなっただけであり、最初から将来主流になりそうな働き方を見越していたわけではないということです。
ということで、結局今回は何が言いたかったかといいますと、世の中には、後付け理論、後出しジャンケン、つまり結果だけを見ていかにももっともらしく理屈付けされていることが多いということです。
後から取って付けたような理論や、「これからは○○の時代だ」というようなフレーズには注意が必要です。
ではまた…