igawa's Blog

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週刊ダイヤモンド(8月2日号)職場の「お荷物」社員

特集「オジサン世代に増殖中! 職場のお荷物社員」が面白そうだったので、久しぶりに「週刊ダイヤモンド」を買ってみました。

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好況時に大量採用されたいわゆる「バブル世代」が間もなく50代となり、その処遇が大きな経営課題に浮上してきているらしい。彼らは就くべきポストがなく、やる気を失っており、放っておくと単に金を食うだけの「お荷物」社員になりかねないからです。

「彼ら」と書いてしまいましたが、まさに自分もその世代なので、他人事ではありません。

 

本特集では、「お荷物社員はなぜ生まれるのか」とか「お荷物を戦力化するにはどうすればいいか」といったような興味深い内容が書かれていていましたが、ここでは、「職場を萎えさせる『問題児』社員の実態」を紹介します。

 

のれんに腕押し「無気力タイプ」

日本の企業はよほどのことをしなければ、解雇されることもなく、評価により年収に差がつくこともありません。どうせやってもやらなくても同じだし、もう出世もできないことは確定している。そう考えたミドル、シニア社員が行き着く先がこのタイプです。

 

上から目線「批評家タイプ」

打合せなどで、意見を求められていないのに積極的にネガティブな発言をしてくるような、手は動かないけど口だけは動くのがこのタイプです。かつての部下だったからという理由で、年下の上司に対しても、遠慮をしない場合が多くなります。

 

仕事するふり上手「お気楽タイプ」

上司にお追従を言うことで出世してきたミドル、シニア社員に多いのがこのタイプです。明るく調子がいいから、憎めないという特徴も持っています。

 

オレに任せろ「勘違いタイプ」

かつて習得した自分のスキルがいまだに最前線で通用すると思っているのがこのタイプです。良いものやサービスさえ作れば、黙っていても売れた時代を長く経験していることが関係しています。

 

気付かれない「存在感ゼロタイプ」

怠けたいと考えているのなら、ある意味最もおトクなのがこのタイプで、余裕のある大企業なら、意外と多いと思われます。怠けていることを偽装するのでも、積極的に害をなすでもないため、周囲から何かを促して、変革を求めるのは難しいかもしれません。

 

実は丸投げ「権限委譲タイプ」

最も演技派といえるのがこのタイプで、一見、部下や年下を信頼していて、できる上司に思えるので注意が必要です。見分けが難しいのですが、要所で的確なアドバイスやサポートをすることがなく、毎回言いっぱなしだとしたら、このタイプに相当します。

 

毎日ため息「嘆き愚痴タイプ」

周囲に聞こえるくらい大きなため息ばかりついたり、何かにつけて「昔はよかったなあ」と嘆くなど、職場の雰囲気を少しずつ悪くしていくのがこのタイプです。このタイプは、本人の実力とは関係のない不運に見舞われた場合も少なくないようです。

 

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本特集では、以上のように働かないオジサンを7つのタイプに分類して紹介してありました。これだけ見ると、単なる「職場あるある」のような気もしますが、記事には、それぞれのタイプに対して、周囲の社員がどのように接すれば意識改革が迫れるのか、提示してあります。

 

働かないオジサンを大量に生み出したのは、終身雇用、年功序列などの日本的慣行が一つの理由とは思いますが、そういった制度的なものに原因を求めては何の解決にもなりません。この世代に属する属さないに関わらず、与えられた環境のなかで最善を尽くしていくしかないかなあと思います。

 

自分の場合、上の7つのタイプのうち複数に当てはまる気もしますが、「働かないオジサン度チェックチャート」では、危険水域ではなく合格レベルでした。まだまだ頑張ります。

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