教育者に聞いた世界に誇れる日本の名作ベスト10

新聞のテレビ欄で、10月11日（土）放送の「世界一受けたい授業」のテーマが「日本全国!! 学校の先生達に聞いた世界に誇る日本の名作ベスト50!!」であることを発見したので、どんなものか観てみました。

番組の途中から観たので、ベスト10しか確認していません。しかしその10作品は、私がイメージしていたものと全然全く違っていたので、自分としてはかなり違和感があります。

11位から50位のラインナップを見ていないのが一つの理由でしょうけど、最大の理由は、学校の先生に聞いていることが意外なベスト10になっている原因だと思われます。

それでは、ノーコメントで一挙に紹介します。

10位　ぐりとぐら 

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

9位　ごんぎつね 

ごんぎつね (日本の童話名作選)

8位　はだしのゲン

はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻

7位　源氏物語 

源氏物語　完全版

6位　走れメロス 

走れメロス (新潮文庫)

5位　かさじぞう 

かさじぞう (松谷みよ子むかしむかし)

4位　まんが日本昔ばなし 

まんが日本昔ばなし〈第1巻〉

3位　アンパンマン 

あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8)

2位　ドラえもん 

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

1位　富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 

限定版 新撰 葛飾北斎 永寿堂版「冨嶽三十六景」

どうでしょうか、このランキング。1位が葛飾北斎の浮世絵とは、誰が想像できたでしょうか？

それから、マンガと絵本が、2位、3位、4位、5位、8位、9位、10位と、何と7つを占めています。また、平安時代の源氏物語も7位にランクインしています。

小説は、太宰治の『走れメロス』だけですね。 

もっと夏目漱石や川端康成など日本文学が入っているかと想像していただけに、葛飾北斎は別格としても、ドラえもんとアンパンマンには驚きました。

「名作＝日本文学」であると勝手に解釈してしまっていた自分の頭は、なんと固いのかと思ってしまいました。

これを機会に、ドラえもんをもっと読もうかと思います。
（いや、おそらくたぶん確実に読まないでしょう）

富嶽三十六景は、この波間に見える富士山（「神奈川沖浪裏」だと初めて知りました）と赤い富士山しか知りませんので、他の富士山がどんなものか気になってしょうがなくなったのですが、Wikipedia（富嶽三十六景）を調べたら、あっさりと全46作品（後に10追加されてます）がすべて閲覧できてしまいました。