「土用」と「節分」の関係について
今年(2014年)の 土用の丑の日は、7月29日です。
タイトルを読んで、何の関係があるのか?と思った人も多いでしょう。
「土用」は ウナギで有名な「土用の丑の日」が来る7月下旬で、「節分」は 豆まきで有名な2月3日頃ですから。
そう思ったあなたは普通の人です。間違っていませんし、そういう理解で困ることもないでしょう。私も今日までそうでした。
しかしながら、「土用とは何か説明せよ」と問われて答えられないのは悔しいので、いつものようにWikipediaで調べてみました。
まずは、「土用」から。
土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。
俗には、夏の土用(立秋直前)を指すことが多く、夏の土用の丑の日には鰻を食べる習慣がある。
そして、「節分」。
節分(せつぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。
まとめると、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間を「土用」といい、それぞれ最終日が「節分」ということになります。
単にそういうことだったんですね。知りませんでした。
両者の関係を例えて言うと、「土用:節分=12月:大晦日」です。
説明文にあるように、「土用」は夏の土用を指す場合が多く、「節分」は立春の前日を指す場合が多いので、一見両者は関係ないだろう思っていたことも、ある意味正しいですね。
【補足】
土用の期間がぴったり18日間ではなく「約18日間」なのは何故なのか、節分が毎年2月4日ではなく「2月4日ごろ」なのは何故なのか、については、非常に専門的になるので割愛させていただきます。