不登校と引きこもり
今日、知人から聞いた話です。
福岡県の公立高校のクラス数は、26年度は前年から約30クラスも減るそうです。
私立だとほぼ現状維持だそうですが、通信制高校だと何と生徒数がかなり増える状況のようです。
理由の一つは、もちろん少子化が進んでいることです。
それから、通信制が増えているのは、引きこもり・不登校の増加が原因だと言っていました。
自分が中学・高校の頃は、(ど田舎だったこともありますが)不登校の生徒なんていませんでした。現在では、1クラスに1人は不登校の生徒が存在するという話も聞きます。いじめとかではなく、むしろ普通の友達関係がうまくいかないなど、さまざまな対人関係のストレスが原因で登校できなくなっているのだと思います。
通信制が増えているのは、不登校だけではなく、おそらく現代のライフスタイルの変化に伴って、自分の時間を自由に使いたいと考える高校生が増えているからなのではないでしょうか。もちろん、普通の全日制課程で仲間と集団生活を送ることによって、大人になる前のさまざまな体験が大事なのは変わらないとは思います。しかしながら、そういった枠の中に当てはまらない考え方も当然あっておかしくありません。
国・社会としては、多様なライフスタイルの若者を積極的に支援していく方策を充実させていかないと、(若干大げさですが)社会が破綻していくような気がします。
最後に、ちょっと気になったので Amazonで「不登校」をキーワードに検索すると、予想どおりたくさんの本がヒットしました。上位に出てくる本を数点紹介しておきます。
不登校、ひきこもり こころの解説書―僕がひきこもりだったときに言えなかったこと
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