1/2成人式は不毛な行事(かも)
今日、長男(小4)の小学校では1/2成人式でした。
妻が出席しましたが、私は出席していないので、このエントリーは想像で書いております。
1/2成人式とは
10歳になる学年である4年生が、これまで育ててもらった両親への感謝の言葉や、将来の夢みたいな決意を発表する行事です。息子の小学校では、体育館を使って学年全体で開催されています。
全国の小学校で行われているのかどうか知りませんが、この行事は、あんまり意味がなく不毛ではないかと思いました。
親への感謝の言葉
これは、一人一人が発表するのではなく、決められた台本を、部分に分けて個人あるいは全体で読むというやつです。学年全体で一つの文章を読むわけですから、それぞれの子供が純粋な思いで書いたものではなく、当たり障りのない美化された文章であることが容易に想像できます。
子供たちにとっては読まされ感がありますし、聞いている親にとっても心に響くものがあるとは思えません。
将来の夢
昔はこういった行事はありませんでしたが、自分が小4の頃を考えてみると、堂々とみんなの前で言えるような将来の夢なんて何もなかったと思います。
子供たちは、おそらく(無意識に)先生や両親がほめてくれるような夢や職業を無理矢理考えだして発表したはずです。もちろん、クラスに一人ぐらいは、本当に自分の目標として目指しているものがある4年生もいるかもしれませんが。
結局何が目的なのか
1/2成人式当日までの準備段階で、今までの10年間を振り返ったり、将来の仕事というものを考えたりするでしょうから、全く意味がないとは思いません。
でも、まだまだ親に甘えたい10歳ですから、感謝とか将来の夢とか少し早い気がします。
この行事の準備作業を通じて、親や先生を喜ばせる「いい子」を強制的に演じさせられる機会が増えるだけでしょう。
教師にとっては子供たちの成長を援助したという自己満足、親にとっては単なる学芸会の見学であり、教育効果が高いとは思えません。きっと、子供たちだけが冷静に「やらせだなあ」と思っているのではないでしょうか。
(冒頭書いているとおり、現場を見てないので、あくまでも想像です。)