igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

「よみうり堂」の書評から選んだ『マシュマロ・テスト』

今週も一冊だけです。

 

ウォルター・ミシェル『マシュマロ・テスト』(評:経済学者・東京大教授 松井彰彦) 

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子

子供の目の前に好物を一つ置いて、食べずに我慢できたら後で二つあげると伝えます。 我慢できるかどうか、自制心を発揮できるかどうか、それを調べるのが本書の題名になっている「マシュマロ・テスト」です。

本書は、このテストに参加した、ある保育園の野辺550人の子供達の追跡調査を行い、10年ごとに様々な基準で評価してきた著者が、一般向けに書いたものです。

自制できた人は理性的な行動に使われる領域の行動がより盛んなのに対し、自制がきかなかった人は、欲求や快楽・中毒と結びつく領域の行動が盛んだったという。

たとえ自制心を失いやすく育ってしまったとしても手遅れではない。自制心を失いやすい人もいつも怒っているわけではない。いつ、なぜ自制心を失うかを突き止めることで、一時の情動を乗り越えられるという。

 

ではまた…