明日が立春なので「二十四節気」と「七十二候」について
今日は節分で、明日が立春。今回はこの辺の話題です。
「東風解凍」って、何のことか分かりますか?
これは、「七十二候」の一つで「はるかぜこおりをとく」と読みます。これでは何のことか分からないでしょうから、厳密性には欠けますが、分かりやすさを優先した説明をしてみます。
旧暦上の四季 春夏秋冬は、それぞれ大きく三つの季節に分かれます。全部で12、それぞれ約30日になります。
- 春・・・初春・仲春・晩春
- 夏・・・初夏・仲夏・晩夏
- 秋・・・初秋・仲秋・晩秋
- 冬・・・初冬・仲冬・晩冬
この12の季節をさらに半分に分けたものが「二十四節気」です(それぞれ約15日間)。すこし長くなりますが、せっかくなので記しておきます。(カッコ内は2015年各時期の初日)
- 春
初春・・・立春(2月4日)、雨水(2月19日)
仲春・・・啓蟄(3月6日)、春分(3月21日)
晩春・・・清明(4月5日)、穀雨(4月20日) - 夏
初夏・・・立夏(5月6日)、小満(5月21日)
仲夏・・・芒種(6月6日)、夏至(6月22日)
晩夏・・・小暑(7月7日)、大暑(7月23日) - 秋
初秋・・・立秋(8月8日)、処暑(8月23日)
仲秋・・・白露(9月8日)、秋分(9月23日)
晩秋・・・寒露(10月8日)、霜降(10月24日) - 冬
初冬・・・立冬(11月8日)、小雪(11月23日)
仲冬・・・大雪(12月7日)、冬至(12月22日)
晩冬・・・小寒(1月6日)、大寒(1月20日)
この二十四の季節をさらに三等分したものが「七十二候」です(それぞれ約5日間)。
二十四節気のスタートが「立春」(今年は、2/4-18)ですが、これを三等分したトップバッターが冒頭に書いた「東風解凍」(「はるかぜこおりをとく」と読み、今年は 2/4-8)になります。
このあと、「黄鶯睍睆」(うぐいすなく)2/9-13、「魚上氷」(うおこおりをいずる)2/14-18、と続きます。(下図参照)
七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっているのが特徴です。
全部書くのは大変なので、残りの69個は割愛させていただきます。
分かりやすく説明しますと言っておきながら、なんだかよく分からない説明になってしまいました。
ではまた…
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