【TED】指揮の違いで分かる理想的なリーダーの姿 ~カルロス・クライバー~
最近どこかのサイトで紹介されていた TEDのプレゼン(動画)を観ました。
(「TED」とは、Technology, Entertainment, Designの分野で、感動や衝撃をもたらすアイデアを広める団体)
オーケストラの指揮に関する話題ですが、チームの一体感を高めるリーダーシップに通じるテーマであり、非常に興味深いプレゼンです。
クラシック音楽の知識は不要なので、誰でも楽しめると思います。
メンバーをコントロールしすぎる指揮とメンバーに演奏を任せすぎる(これも一種のコントロール)指揮の両極端はやはりうまくいきません。
もちろん、その中間あたりに適正な状態があるんですけど、動画の中で、その理想的な状態を華麗なる指揮で表現している指揮者がカルロス・クライバーです。
いい音楽を作る秘訣は、オーケストラメンバーの自主性に任せつつ、一つ上のレイヤーで的確にコントロールすることにあるようです。(抽象的で分かりにくくてすみませんが、プレゼンを観ると分かると思います)
オーケストラのコントロールに関して両極端の二人の指揮者との落差があまりにも分かりやす過ぎて、笑ってしまうほどです。
カルロス・クライバーが指揮したCDやDVDの評価が抜群に高いのは、オーケストラメンバーの心を一つにする力が演奏の出来に大きく貢献しているのだと、このプレゼンを観てあらためて思いました。
ところで、ムーティとカラヤンというダメな指揮の代表として登場する二人の指揮者は、地位も名誉も実績もある有名な方なので、ちょっとかわいそうな気がしました。
それから、一番最後に登場するバーンスタインの指揮は必見です。
こんなのありなのか!と驚きました。
【おまけ】
音楽に関するTEDプレゼンとしては、これもおすすめ。
TEDで流れていた映像を全編観たくなりました。
カルロス・クライバーをCDで聴くなら、私も持ってる以下の2枚がおすすめ。
- アーティスト: クライバー(カルロス),ベートーヴェン,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2013/10/30
- メディア: CD
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- アーティスト: クライバー(カルロス),ブラームス,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2011/09/07
- メディア: CD
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