音楽を聴く範囲を広げる
シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」を題材にした、7/11放送のNHK Eテレ「らららクラシック」を観ました。
この曲はCDは持っているものの、あまり親しみがなく、どんな曲かと言われても答えきれないし、特別好きになるような曲ではなかったのですが、この番組をみることで身近に感じられるようになりました。
マニアックな内容になるので詳細は割愛しますが、この曲はシベリウスが「民族主義的作曲家からの脱却」を図った魂の叫びとも言える曲なのだそうです。クラシックの場合は、単に曲を聴くだけでなく、作曲家の生涯を知ることが音楽を聴く幅を広げるポイントだということに、今さらながら気がつきました。音楽史の観点からみると、一つの楽曲は単なる「点」でしかありませんが、作曲家の人生の視点を加えると、より立体的にとらえることができる気がします。今後は、作曲家に関する本も読んでみたくなりました。
で結局なにが言いたかったかといいますと、聴く曲がワンパターン化していて、いつもと違う曲を聴こうとしないのを改めたいと思っていたので、よく知らない曲をテーマにした番組をみてみましたという話です。
(おまけ)
ジャケット写真の美女は、ヴァイオリニストの諏訪内晶子さんです。
ではまた…