igawa's Blog

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村上春樹『若い読者のための短編小説案内』

本書は、最近ちょこちょこ短編小説も読むようになった私がたまたま見つけた本で、戦後日本の代表的な作家六人の短編小説を、村上春樹が新しい視点から読み解いた読書案内です。 

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

いま、文庫本のための序文と「まずはじめに」だけを読んだところで、本編を読むのはまだこれからですが、本書はここまでだけでも読む価値があると思いました。

 

なぜかというと、文庫本のための序文では、村上春樹が、

  • 長編小説、短編小説、エッセイ、翻訳の4つのジャンルに対して、それぞれどのようなスタンスで向き合っているのか?
  • 短編小説をどのようにして書いているのか?
  • どのようなタイミングで長編小説を書きたくなるのか?

など、長編小説や短編小説に対する思いや裏話を知ることができます。

 

また、「まずはじめに」では、村上春樹が、

  • 四十歳を過ぎるまで、なぜ日本の小説をほとんど読んでいなかったのか?
  • 日本を出て、外国に出るようになったそもそもの理由は何か?
  • 第二次世界大戦後に文壇に登場した「第三の新人」と呼ばれている(本書で取り上げている)作家になぜ心を惹かれたのか?

といった興味深い事実を知ることができます。興味がある方はぜひどうぞ。

 

本編を読むのは、本書で取り上げられている以下の短編小説を読んでからにします。

  1. 吉行淳之介『水の畔り』
  2. 小島信夫『馬』
  3. 安岡章太郎『ガラスの靴』
  4. 庄野潤三『静物』
  5. 丸谷才一『樹影譚』
  6. 長谷川四郎『阿久正の話』

 

ではまた…