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igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

分類しないのが最強の整理法。「超」整理法ふたたび。

4月に出たMacOSXのバージョン10.10.3で、Macの写真管理ソフトが「iPhoto」から、その後継となる「写真(Photos)」に変更されました。アプリのアイコンも、iPhoneの「写真」アプリと同じになっています。

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「iPhoto」を使っていたときは、写真の分類に関して何となく不便に思っていました。
デジタルカメラの写真を読み込んだときに、日付ごとに自動的にイベント(一種のフォルダ)が作成されるのですが、1日に2つのイベントの撮影をしたときは2つに分割しないといけないですし、1泊2日の旅行をした際は2つのイベントを1つに結合する必要があったことです。

また、iPhoneで撮影した写真がフォトストリームという特殊なイベントに分類されたり、単発的に撮影した1枚の写真のためにわざわざ1つのイベントを作るか悩むという問題もありました。

 

そこで登場したこのMacの「写真」。iPhoneをお使いの方であれば、iPhoneアプリ「写真」と全く同じですので、お分かりになると思います。分類するという概念がなく、単に時系列に並んでいるだけです。年別>コレクション>モーメントというふうに、時系列のくくりをズームイン/ズームアウトしていく機能を使えば、大量の写真があってもおよその時期から見たい写真にたどり着くことが可能です。

もちろん、iPhotoの時代に作成した「アルバム」のくくりでも表示が可能ですが、ほとんど使っていません。

とにかく、撮った写真を放り込むだけというシンプルな操作感になって、分類する手間とイライラがなくなり超スッキリです。

 

ところで、実はこの分類しない整理法は、その昔、野口悠紀雄さんがベストセラー『「超」整理法』(中公新書)で提唱されていた考え方です。知る人ぞ知る、出版されてから既に20年以上になるロングセラーです。「分類しない限り検索はできない」と思っている人も多いと思いますが、野口氏は、そもそも資料や書類を「分類しようとすること」は無駄であり、そもそも不可能だと言います。ではどうすればいいのか? それは「分類するな。検索せよ。」です。どうすれば分類せずに検索できるのかというと、その唯一の方法が、時間軸に並べておくことです。時間軸をキーに検索することで、分類の悪夢から逃れることができることを、デジタルの時代が来る前に見抜いていた方でした。 

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

 

ではまた…