犬は地磁気の影響で南北方向を向いて用を足すらしい。
青色LEDを開発した日本の3氏が、2014年のノーベル物理学賞に決まりました。おめでとうございます。
ところで、ノーベル賞で思い出しましたが、先月発表された「イグ・ノーベル賞」をご存知でしょうか?
今年も、バナナの皮が滑りやすいことを、実際に摩擦係数を測定して証明した日本の大学教授が物理学賞を受賞するなど、最近ほぼ毎年話題になるので、その存在は知っていました。
イグノーベル賞 (イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。1991年に創設された。(Wikipediaより)
そのイグ・ノーベル賞、今回あらためて調べてみると、いろいろ面白いことが分かりました。一見ふざけている賞にも思えますが、科学的で真面目で面白い賞だと思います。
- 受賞に正確さなどは勘案されず、ユーモラスであれば人類の進歩への貢献とは無関係に選考の対象となる。
- 受賞者の旅費、滞在費は自己負担である。
- 授賞式は、毎年10月に米ハーバード大学のメモリアルホールで開催され、ノーベル賞受賞者も参加する。
- 受賞式のスピーチでは、聴衆から笑いをとることが要求されている。
- スピーチの制限時間を超えると、小さな女の子が「話をやめて、もう飽きた」と大きな声で叫びだす。(ぬいぐるみで買収に成功すれば、スピーチが続けられる)
今年のイグ・ノーベル賞では、「犬が用を足すときは、地磁気の影響から南北方向に体を合わせる」ことを立証したチェコとドイツの研究者が生物学賞を受賞しています。
確かに、うちの犬が室内トイレでいつも同じ方向を向いてしているなとは思っていましたが、南北方向だとは気づきませんでした。
バカバカしくても何でもいいから、よく観察して研究記録をつくって残しておけば、もしかしたら将来イグ・ノーベル賞がもらえるかもしれません。