igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

今度、江戸川乱歩を読んでみよう。

作家・江戸川乱歩が世を去ってから今年で50年になるそうです。今朝の新聞記事を読んで知りました。

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名探偵・明智小五郎を生み、日本の探偵小説の礎を築いた作家です。ミステリー小説は比較的好きなのですが、江戸川乱歩は読んだことありませんでした。

新聞記事では、没後50年を経てなお人々を魅了する乱歩の世界について、その秘密を映画監督の窪田将治さんとミステリー評論家の新保博久さんが次のように語っています。

変な言い方だが、乱歩作品の面白さは「ゆるさ」にあると思う。描写が細かく描かれていないし、ストーリーにも穴がある。その意味では不出来と言えるかもしれない。でも、だからこそ想像の余地があって、読んでいると画が浮かぶ。映像にしたいと思わせる。(窪田さん)

内部が全面鏡張りの球体の中に入ったら何が見えるのかという『鏡地獄』のように、自分が好きでたまらないものに「極限」を突き詰めたがった。求めても得られない極端な世界を読者にも味わわせてくれるのが乱歩の魅力だろう。(新保さん)

没後50年を記念して、映画・アニメ・マンガ・関連本など、さまざまな分野で乱歩ワールドが広がっているそうです。ミステリーファンとして、江戸川乱歩の作品を一つ二つ読んでおきたいと思います。

Amazonで探してみると、『東西ミステリーベスト100』27位の『孤島の鬼』と35位の『陰獣』の江戸川乱歩文庫版が、たまたま今日(2015.2.20)付けでリニューアル出版されていました。 

孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)

孤島の鬼 (江戸川乱歩文庫)

陰獣 (江戸川乱歩文庫)

陰獣 (江戸川乱歩文庫)

 短編も面白そうなので、まずは『江戸川乱歩短編集』から読んでみるつもりです。 

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

  

ではまた…