igawa's Blog

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佐々淳行『平時の指揮官 有事の指揮官』〜あなたは部下に見られている 〜

東日本大震災からちょうど4年の今日、本棚を眺めていたら、十数年前に読んだ『平時の指揮官 有事の指揮官』に目が留まりました。 

平時の指揮官有事の指揮官―あなたは部下に見られている (文春文庫)

平時の指揮官有事の指揮官―あなたは部下に見られている (文春文庫)

内容はほとんど忘れていますが、危機管理に対する考え方がとても参考になった記憶がありますので、パラパラとめくってみました。

タイトルの「有事」とか「指揮官」とかいう言葉だと国家レベルの危機管理をイメージしてしまいますが、実は本書は「職場で上司はどうあるべきか」という問いにこたえる内容です。

付箋紙を貼っていた箇所の中から、「後藤田五訓」を紹介します。(p166)

  1. 省益を忘れ、国益を想え
  2. 嫌な事実、悪い報告をせよ
  3. 勇気を以て意見具申せよ
  4. 自分の仕事に非ずというなかれ、自分の仕事であるといって争え
  5. 決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ

これは、昭和61年に後藤田官房長官が直下の5人の部下(著者はその一人)に訓示した5つの心得だそうです。

ちょっとドキッとしました。いま読むと、本書を買った当時とは全然違う立場ですので、より内容を吸収できそうです。

 

著者は、警察庁長官や内閣官房長官を歴任した「カミソリ後藤田」の部下として仕え、自身も中曽根内閣で内閣安全保障室長を務めるなど、危機管理のスペシャリストですので、読んで間違いのない一冊です。

 

ではまた…

【関連する本】

同じ頃、この本も読みました。 

重大事件に学ぶ「危機管理」

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直接関係ありませんが、今日は3.11なのでこの本もあげておきます。  

死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日

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