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igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

『かぜの科学』〜もっとも身近な病の生態〜

「風邪」はとても身近な病気であるにもかかわらず、解明されていないことも多く、いまだにワクチンや特効薬がありません。

それはなぜなのか、そもそも風邪とは何なのか、風邪を撃退することはできるのか、本当に効く療法は何なのでしょうか? 

かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

本書では、著者自ら体を張って罹患実験に参加したり、病原体や治療薬などの研究結果を丹念に調べることで、風邪の正体に迫り、民間療法や市販薬の効果のほどを明らかにします。

私たちはいかに風邪を誤解してきたか、これまでの常識を覆す一冊です。

 

風邪の正体

風邪の諸症状はウイルスの破壊的影響ではなく、こうした侵入者に対する身体反応の結果である。換言すれば、風邪は私たち自身がつくり出していることになる(p95)

つまり、体の細胞に直接損傷を与えるインフルエンザウイルスとは異なり、風邪ウイルスは、普段は眠っている身体プロセスを活性化するのだそうです。

ということは、鼻水、咳、喉の痛みなどは、風邪の症状(被害)というより、体の正常な防御作用ということになります。

 

よくある俗説

これらはすべて、間違いとのこと。

  • 免疫力が下がると風邪にかかる
  • 風邪には抗生物質が効く
  • 風邪の予防にはビタミンCが効く

それぞれの説明は割愛しますが、読み物としても面白い内容でした。

対策としては、十分な睡眠時間をとるのが一番よさそうです。


本書を読めば、嫌な風邪も可愛く思えてくるかもしれません。

ではまた…