岩下宣子監修『それマナー違反ですよ！』〜誰も教えてくれない、本当に恥ずかしい一挙一動〜

何かの書評を見て気になっていたマナー本です。この歳になって読むのも恥ずかしいのですが、その書評を見て意外と知らないことが多かったので、あらためて勉強しました。

本書は、5つのパートに分かれています。

実践できているかどうかは置いといて、大半のマナーは知識としては知っていましたが、いくつか「それは知らなかった！」というものがありましたので、恥をしのんで紹介します。もしかしたらご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので。

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手皿は、汁などが手に落ちてしまった場合に、相手に「手についた汁をどうするのだろう」と気を遣わせるため、マナー違反になるそうです。

和食では、手元まで皿を持っていって食べるのが正しいマナーとのこと。

箸の上部は既に手で触っているため、その部分で食べ物を取り分けるなどすると、不潔な印象を与えてしまうし自分自身の手も汚れるので、マナー違反だそうです。
食べ物を取り分ける際は、必ず取り分け用の箸を使うようにとのこと。

こぼした醤油を拭いたり顔や首を拭くなど、おしぼりを手を拭く以外の用途で使うのは、マナー違反だそうです。
テーブルが汚れたら、店員を呼んで対処してもらいましょうとのことですが、ちょっと汚れたぐらいでは普通呼ばないですね。

ラーメン屋さんではよくある光景ですが、これは立派なマナー違反だそうです。
スープを飲むときは、必ず箸を置いて右手でレンゲを持つのが正しいマナーだとのこと。

ドアを「トントン」と2回ノックするのは、実はトイレでのノックを意味するので、マナー違反だそうです。
ドアを3回ノックし、相手の返事を確認してからドアを開けて入室、というのが訪問先での入室の基本的なマナーだそうです。

そのほか、飛行機でシートを倒すときのマナー、服を試着するときのマナーなど、行儀作法でもいろいろ参考になりました。

最後に最も重要なことを引用して終わります。

大事なことは、他人ができていないときに非難しないでください。マナーの本質は愛です。愛とは、自分を大切にするように人も大切にする心なのです。ですから、究極のマナーは、「自分が恥をかかないために学ぶもの」ではなく、「相手に恥をかかせないために学ぶもの」なのです。（「はじめに」より）

ではまた…

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