江口克彦『部下の哲学』
本棚の奥にあった『部下の哲学』という単行本を発見しました。奥付をみると、1999年2月出版、2000年5月第5刷になっていますので、タイミングとしては東京で単身赴任していた頃に読んだものと思われます。
- 作者: 江口克彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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マネジメントとかリーダーシップとか、上司のあり方について書かれた本は山ほどありますが、部下視点のものは少ないのではないでしょうか。
上司としてのあり方も重要ですが、上司であっても多くの場合は同時に部下でもあるわけですから、部下として的確に行動できる人材が多い方が組織全体としてのパフォーマンスが発揮できるような気もします。
著者の江口克彦氏は、あの松下幸之助に部下として長年仕えた人です。
今回15年ぶりに読んでみて思ったのは、新入社員研修のような割と当たり前の内容が書かれていて、全体としては初読時ほどのインパクトはありませんでした。しかし逆に、自分がいま部下として足りていない部分がズハリ突きつけられた感じです。
ただ、書かれている内容をよくよく考えてみると、「部下」の哲学とはいっても、人間にとって大切なこと、仕事に対する取り組み方など、ビジネスマンとしてのベースの部分を「部下」の観点から言い直されているという感じを受けますが、なかなかいい本でした。
以下は、自分用メモですので、気にしないでください。
- 熱意とやる気がある
- 誠実である
- 明るさがある
- 思いやりがある
- 信念と使命感を持つ
- すぐに行動する★
- シャープになる
- 聞き上手である
- 叱られ方がうまい★
- 他人を立てる
- 〝けじめ〟をつける
- 工夫をする
- 報告・連絡・相談をする
- プラスαの仕事をする
- 勉強、努力をする
- 記号言葉をうまく使う
- 遅刻、早退、無断欠勤をしない
- 虚勢を張らない
- 素直な心を持つ★
- 目標を立てる
(よく調べてみると絶版のようで、すみません)
ではまた…