igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

七夕伝説のストーリーを知りませんでした。

最近読んだ七夕に関する記事で「七夕の伝説について知らない人はいないでしょう」という表現がありました。

http://www.flickr.com/photos/28491946@N07/3689831216

photo by papadont

 

誰もが当然知っているという前提のようですが、お恥ずかしながら私は「天の川で隔てられた織姫と彦星が一年に一度だけ会える」ということしか知りませんでしたので、これを機会にちょっと調べてみました。

私以外にも一人ぐらいは知らない人もいるでしょうから、調べてみたストーリーを簡単に紹介します。

 

七夕伝説(要約)

七夕伝説は、古代中国の伝説に出てくる織姫と牽牛の物語のようです。

むかしむかし、天の川の西岸に、織姫という天帝の娘が住んでいました。

織姫は、機織りばかりしている仕事熱心な娘で、織姫の織った布は色も柄も美しく、みんなが喜ぶのがうれしくて、せっせと機を織り続けていました。

一日中機織りばかりしていて結婚できないのではないかと心配した天帝は、天の川の東岸で真面目に牛の世話をしている働き者の牽牛(けんぎゅう)と結婚させることにしました。

結婚してから2人はとても幸せな生活を送っていましたが、織姫と牽牛は2人での生活が楽しく、織姫は熱心だった機織りを全くしなくなり、牽牛は牛の世話をしなくなってしまいました。

天帝は、たとえ幸せな暮らしを続けていても、仕事ができないようではいけないと、2人を再び離すことにしてしまったのです。しかし、結婚させた2人を引き離すのはかわいそうだと考えた天帝は、年に一度だけ会う機会を与えることにしたということです。

おまけ

織姫(こと座のベガ)と牽牛(わし座のアルタイル)は、はくちょう座のデネブとともに「夏の大三角」を形作っています。(現在は小学校4年の理科で習います)

ベガとアルタイルの距離は、約14光年離れていますので、1年に1度会えるとしても、会いに行くのに光の速さでも約14年かかるという計算になります。