人事異動があって、仕事について考えたこと。
7月1日付けの人事異動で、仕事が変わりました。
とは言っても、勤務地が変わるわけではなく、同じフロアの中で50mぐらい場所を移動しただけです。上司もそのままですし、情報システム部門の仕事ということも変わりませんので、大した話ではないのかもしれません。
異動先の仕事に取り組むにあたって、あらためて考えてみました。
仕事は自分一人ではできません。部下と協力会社をうまく使いながら、自分の部署のミッションを実現する必要があります。
新しい職場では、数十人の協力会社(委託先)のメンバーがいるのですが、気持ちよく仕事をして頂くためには、いかに信頼関係を築くかが重要です。
発注者という有利な立場を利用して、権力をふりかざしても何もいいことはありません。それはむしろ逆効果で、受注者側は責任から回避しようとすることを第一に考えてしまいます。本来は、発注者側にない専門的な技術やノウハウを提供していただくのが目的なのに、プロとしての責任をもって仕事をするのではなく、技術的に詳しくない発注者側に指示や承認を仰ぐことにより責任を回避するというパターンに陥ってしまいます。それは、お互いにとって不幸なことです。
ですので、技術的に詳しいプロとしての責任をもって、発注者に責任を押し付けることなく、ベストな提案や解決策を実行していただくことが非常に重要なことです。そのためには、適切なコミュニケーションを図り、あの人(発注者)のために頑張ろうと思ってもらえるよう十分な信頼関係を築くことが必要です。
これまでの慣れ親しんだ業務慣習から抜け出すのは容易ではありませんが、今回の異動を機に、新しい部署の業務運営を改革していきたいと考えています。