宮本恒靖『宮本式・ワールドカップ観戦術』〜サッカー世界地図の読み解き方〜
ワールドカップのときぐらいしかサッカーは観ないのですが、本屋でたまたま見かけた本を観戦ガイドとして読んでみました。
宮本式・ワールドカップ観戦術 サッカー世界地図の読み解き方 (朝日新書)
- 作者: 宮本恒靖
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
本書は、元日本代表キャプテンが、サッカー世界一の国を決める4年に1度の大舞台ワールドカップの楽しみ方を伝えるものです。
はじめに 素晴らしきワールドカップ
第1章 ワールドカップとは何か
第2章 スーパースターを観るワールドカップ
第3章 スーパースター候補をさがすワールドカップ
第4章 ワールドカップで知るサッカーのお国柄
第5章 ワールドカップで観る日本代表の現在と未来
第6章 日本代表ワールドカップ予選の展望
第7章 ワールドカップに出場してわかったこと
第8章 ブラジル大会開幕前に、日本のパス交換
おわりに
サッカーにはあまり詳しくないのですが、私にはちょうどよいぐらいの知識レベルで書かれていて、一夜漬け的ないい勉強になりました。もともと日本戦しか観るつもりはありませんでしたが、他の試合もいろいろ観戦したくなったのは嬉しい誤算です。
ワールドカップが他の大会とどう違うのか、メッシ(アルゼンチン)とネイマール(ブラジル)の正しい比較の仕方、世界の強豪国の戦術に関する分析 など、ワールドカップ出場経験者だから語れるプロの見方を知ることができ、観戦が楽しみになりました。
第6章の「日本代表ワールドカップ予選の展望」では、予選リーグの対コートジボワール戦、対ギリシャ戦、対コロンビア戦 それぞれについて、選手起用、ポジショニング、要注意選手などに関する分析のほか、日本代表に対する期待することも具体的に書かれていて非常に参考になります。
賞味期限が短い本ですが、短時間でおいしいところを知るにはいいと思います。
(参考)読んでませんが、最近出た こんな本もあるようです。