igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

渡辺 和子「置かれた場所で咲きなさい」

うちのトイレに「置かれた場所で咲きなさい」という本が置いてありました。

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

 

  

この本の存在は知っていましたが、100万部を突破するようなベストセラーだとは知りませんでした。

トイレでパラパラっと読んでみたところ、いくつか私にも響いた部分があったので、メモしておきます。

神は決して、あなたの力に余る試練を与えない。

人間は生きていく限り、多くの悩みから逃れることはできません。その悩みは大小さまざまで、時間が解決してくれるものもあれば、逆にどんどん大きくなっていくものもあるかもしれません。それでも人は生きていかなくてはいけない。いかなる悩みにも、きっと神さまは、試練に耐える力と、逃げ道を用意してくださっているということです。

子どもは親や教師の「いう通り」にはならないが、「する通り」になる。

ちょっとドキッとする言葉です。いくら言ってもダメなんですね。「なってほしい子どもの姿」を、親も教師も自ら示す努力をしなければなりません。子どもに何かを伝えるのに言葉はいらなく、ただ誠実に努力して生きていくだけでいいということです。

信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

この世の中に完璧な人間はいません。人間は不完全なのに、100%信頼するから許せなくなる。100%信頼した出会いはかえって壊れやすいといいます。心に2%のゆとりがあれば、相手の間違いを許すことができるということです。

 

 

過去に受講したセミナーでも同様の話を聞いたことがありますし、書いてあることは概ねその通りだと同意します。私としては、新鮮味に欠ける内容ではありましたが、知っていた内容を理解しやすい言葉で言い直してあるので、言葉の引き出しに入れておきます。

小さく、薄く、文字も大きい(それで1000円は高いけど)ですので、ときどきちょっと手にとって読み返すのに最適な本です。そういう意味で、うちにあったようにトイレに置いておくのは正しいのではないかと気づきました。