人口減社会はなぜ悪いのか?
この写真は、4月9日の読売新聞の記事「人口減社会」です。
人口減社会
記事によると、日本の人口は、2008年の1億2808万人をピークに減少が始まっています。将来的には、2020年には1億2410万人、2060年には8674万人まで減少すると予測されているようです。
人口が減り始めたことは事実なのでしょうけど、いったい何が悪いのでしょうか?
その辺のところを明確にせずに、メディアは何となく悪いことのような雰囲気を醸し出しているような気がします。
生産年齢人口の減少による国家としての衰退を懸念しているというのは分かります。しかし、そもそも国土面積に比べて人口が急激に増えすぎたので、妥当な人口数に向かっていると言えるかもしれません。
もちろん、このような新聞記事や雑誌を丁寧に読むと、論点がきちんと書かれているとは思いますが、大多数の人は報道から何となく感じ取る雰囲気に支配されているのではないのでしょうか。(私もそうです)
少子高齢化は、確かに社会保障等の問題があると思いますが、人口が減ることそのものの問題の本質は何なのでしょうね?
実はこれ、この記事を読んだ子供に聞かれて明確に答えられませんでした。親として、もう少し勉強してみます。
人口ピラミッドの謎
記事を読んでて、不思議な謎を一つ発見しました。人口ピラミッドの形に関してです。
通常、人口ピラミッドは左右(男女)対象の形をしているはずなのですが、2060年時点の形(上記写真参照)をみると、80歳台後半から90歳前後の女性が、男性に比べ圧倒的に多くみえます。
2020年の時点(40歳台後半から50歳前後)では左右対称で、男女の明確な差が見受けられないので、40年間で自然に非対称になるとは思えません。
その世代に属する男性だけが、40年間に多数亡くなる予定だということなのでしょうか? 私もその一員なだけにちょっと怖いものがあります。