「幸福学」白熱教室(最終回)
昨日、教育テレビの「幸福学」白熱教室(第4回)を観ました。
今回のテーマは、幸せを導く人間関係。
人間は他者との結びつきが不可欠だということで、第4回は「幸福になる人間関係とは?」を論点に、ポートランド州立大学でのロバート・ディーナー博士による公開授業の様子が放送されました。
まあいろんな話題がありましたが、「人は人生の終わりに、どんなことに後悔するのか?」という部分だけメモしておいたので、紹介します。
- 人の期待に応えるのではなく、自分に正直に生きる勇気があればよかった。
- あんなに働かなければよかった。
- 自分の気持ちをちゃんと伝えればよかった。
- 友達とつき合い続ければよかった。
- 自分が幸せになるのを許せばよかった。
5番目が微妙に難しい問題ですね。自分は幸せになりたいはずなのに、自分が幸せになることを自分で許せなかったということでしょうか。それはきっと、周りに必ずしも幸せでない人がいると、自分だけが幸せになろうとすることは許せないということなのでしょう。例えそうであっても、周りに影響されることなく、自分の幸せを追求すべきだったという後悔だと思います。
では、どうすれば後悔しなくてすむのか?
日常生活で気軽に実践できる方法があるそうです。それは、毎日行った親切を日記に付ける、ということ。他者と自分を結びつけることで、つまり人間関係を通じて、幸福感を得ることができるのだと思います。
これって、アドラー心理学で言っている「共同体感覚」における重要なポイント「他者への貢献」そのものですね。
次回からは、MIT白熱教室(アンコール放送)。今度は物理学です。
第1回は、「ガリレオは本当に正しいのか? ~重力とエネルギー保存の法則〜」
今年に入ってから、NHK 教育テレビの白熱教室を見始めましたが、ホームページを見ると以前からいろんなシリーズが放送されているんですね。知りませんでした。