igawa's Blog

おもに読書と本に関するブログですが、Mac/iPhone、数学、音楽の話題など例外の方が多いかもしれません。

読書

BRUTUS 2015年 1/15号 「読書入門。」から選んだ本

12月に買った雑誌BRUTUSの特集「読書入門。」をひととおり読みました。 BRUTUS 2015年 1/15号 「読書入門。」 - igawa's Blog この特集で紹介されていた本の中から、購入候補として気になる20冊を、記事の紹介コメントとともにリストアップしておきます。 松…

オックスフォード白熱教室「第4回 数学が教える“知の限界”」

数学の白熱教室(再放送)の最終回を見ました。番組のホームページでは、このように紹介されています。 シリーズ最終回もミステリアスな数学の世界をデュ・ソートイ教授が案内する。数学は未知の世界を解き明かす鍵となってきたが、同時に、「知ることが原理…

プレジデント 2015.1.12号「仕事に役立つ歴史の知恵」

御用納めの12/26日の夜、飲み会の帰りに立ち寄ったコンビニで買った雑誌です。 歴史に疎いというコンプレックスがあるものですから、「仕事に役立つ歴史の知恵」というテーマを見て、勢いで買ってしまいました。 家に帰って、特集の中身を見ると、 池上彰「…

オックスフォード白熱教室「第3回 隠れた数学者たち」

12月5日(金)から再放送が始まっている、NHK「オックスフォード白熱教室」の第3回(12/19放送)を観ました。先生は、オックスフォード大学数学研究所のマーカス・デュ・ソートイ教授です。 第1回のエントリーはこれ。 オックスフォード白熱教室「第1回 素数…

佐渡裕『棒を振る人生』(PHP新書)

クラシック音楽を聴く人って、どれくらいの割合なのでしょうか? 少数派であることは間違いありません。ファンがもっと増えてほしいと思うのですが、私の周りにクラシック音楽に関する会話ができる人がほとんどいないのが少し残念です。他の芸術より優れてい…

小池龍之介『しない生活』〜煩悩を静める108のお稽古〜

地下街の小さな本屋で偶然手に取った、小池龍之介『しない生活』を読みました。 しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書) 作者: 小池龍之介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/03/28 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る メール…

2014年の年間ベストセラー

出版取次大手の日本出版販売(日販)から、2014年の年間ベストセラーが発表されています。 1位「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」(アスコム)2位「人生はニャンとかなる!」(文響社)3位「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社)4位「学年ビリの…

村上竹尾『死んで生き返りました れぽ』

振替休日(11/24)朝刊の広告欄に載っていて気になっていたのですが、既にうちのトイレに置いてあることに気がつきました。パラパラとめくってみると、ほぼ全体がマンガですので、あっさり読めそうです。 「どんな形でも たっちゃんが生きてて よかったと思…

藤井聡『プラグマティズムの作法』〜閉塞感を打ち破る思考の習慣〜

今年初め頃に読んで非常に参考になった『プラグマティズムの作法』を再読しました。 プラグマティズムの作法 ~閉塞感を打ち破る思考の習慣 (生きる技術! 叢書) 作者: 藤井聡 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2012/04/18 メディア: 単行本(ソフトカバー…

マンガ『暗殺教室』

『暗殺教室』というマンガの1〜2巻がうちにあったので、パラパラと読んでみました。 あらすじは、こんな感じです。(Wikipediaより) ある日突然、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれ組・3年E組の元に政府の人間と、人間ではない謎の生物がやって来た。マッ…

谷島宣之『ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国』

元日経コンピュータ編集長の谷島宣之さんが書いた『ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国』を読みました。「経営と技術」から見た近代化の諸問題、という大層な副題がついています。 ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国 作者: 谷島宣之 出版…

楠木新『働かないオジサンの給料はなぜ高いのか』

『働かないオジサンの給料はなぜ高いのか』という本(新潮新書)があるのを知りました。まだ買ったわけでも読んだわけでもありません。 どこで知ったかと言いますと、ダイヤモンドオンラインの下記記事の中で紹介されていたからです。 「働かないオジサン」…

ドラえもんが一番最初に出したひみつ道具

妻が友人から借りてきているものだと思いますが、「ドラえもん」コミックスが十数冊うちにあります。その中に、第1巻があるのを発見したので読んでみました。 タイムマシンに乗ってのび太の机の引き出しから現れたドラえもんですが、第1話「未来の国からはる…

高野文子『ドミトリーともきんす』

新聞(2014.11.5)の広告欄で気になった本です。 理科系なあなたを発見できる本。学生寮「ともきんす」には、寮生が4人ー朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。彼らは、一般向けに多くの本を残しました。いま、時空を超えた不思議な交流を通じて、…

株・投資を始める人にオススメの本

年金制度が確定給付型から確定拠出型へ移行になった会社も多いと思います。 確定拠出型年金とは、確定した掛金を納め(拠出)、その資金を自己の責任で運用し、その結果の損益に応じて受け取る年金額が決まる年金のことです。つまり、決まった年金額を受け取…

読書が苦手な方にオススメ 〜講演や講義をベースにした本〜

最近読んだ本には、講演や講義を元にしたものが多いことに気がつきました。 これらの講義形式の本は、著者が書きたいことを書いた本に比べ、学生や一般向けに分かりやすく説明している話し言葉をベースにして、さらに編集者が理解しやすい文章に落とし込んで…

ひすいこたろう&白駒妃登美『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』

福岡在住の歴女 白駒妃登美さんと、ベストセラー『名言セラピー』シリーズの著者でコピーライターのひすいこたろうさんがコラボした『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』を読みました。 先日紹介した『日本はこうして世界から信頼される国となった』を注文…

推理小説における「ノックスの十戒」

いつも中身を読まずにゴミ箱行きになるセゾンの会員誌「express」ですが、表紙に書かれた「特集 名探偵登場」という文字に目が止まったので、めくってみました。 この特集記事は、ミステリー評論家 新保博久さんの監修で、冒頭次のような導入文で始まります…

中島義道『私の嫌いな10の人びと』(新潮文庫)

以前読んだ中島義道『私の嫌いな10の言葉』がけっこう面白かったので、同じ著者の『私の嫌いな10の人びと』を読みました。 私の嫌いな10の人びと (新潮文庫) 作者: 中島義道 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/08/28 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック:…

読売新聞(2014.10.27)特別面「本よみうり堂」

10月27日から始まる読書週間にちなんで、今日の読売新聞の特別面は「本よみうり堂」という特集記事でした。 そのメインは、世界中をめぐってきた作家の椎名誠さんが「読むこと/旅をすること」をテーマに、旅に連れて行きたい本、旅へといざなう本の魅力につ…

10/27から読書週間だそうです。

文化の日が含まれる、明日(10/27)からの2週間は読書週間だそうです。 読書週間(どくしょしゅうかん)とは、10月27日から11月9日までの2週間にわたり、読書を推進する行事が集中して行われる期間(Wikipedia より) それで思い出しましたが、このブログを…

小川晃通『アカマイ 〜知られざるインターネットの巨人〜』

アカマイという会社をご存知でしょうか? 一般になじみのない企業ですが、インターネットを使っている人であれば、ほとんどの人が気づかないままアカマイのサービスを利用しています。スマホを使っている人やFacebookやTwitter等のソーシャルメディアを利用…

ポール・オースター『偶然の音楽』

アメリカの小説家ポール・オースターが1990年に発表した長編『偶然の音楽』(新潮文庫)を読みました。 妻に去られたナッシュに、突然20万ドルの遺産が転がり込んだ。すべてを捨てて目的のない旅に出た彼は、まる一年赤いサーブを駆ってアメリカ全土を回り、…

中島敦『山月記』と安部公房『公然の秘密』

高校の教科書に載っている二つの短編、中島敦『山月記』と安部公房『公然の秘密』を読みました。 「人間の探求」という単元で教材として採り上げられている小説です。単元の目標としては、次のように書かれています。 小説を読むことをとおして、自分とは何…

教育者に聞いた世界に誇れる日本の名作ベスト10

新聞のテレビ欄で、10月11日(土)放送の「世界一受けたい授業」のテーマが「日本全国!! 学校の先生達に聞いた世界に誇る日本の名作ベスト50!!」であることを発見したので、どんなものか観てみました。 番組の途中から観たので、ベスト10しか確認していませ…

クーリエ・ジャポン9月号『もっと「シンプル」に考えよう』

表紙の透き通った海に浮かぶ女性と、「仕事も人生も複雑に考えすぎるから悩むんです!」という言葉につられて、クーリエ・ジャポンという雑誌を買ってみました。 最新号と思っていたら、そうではない(7/25発売)ことに後で気づきました。それはどうでもいい…

佐藤優『人に強くなる極意』

佐藤優『人に強くなる極意』(青春新書)を読みました。 地下街の小さな本屋で見かけた本です。私は人に弱いので、タイトルを見て思わず手に取ってしまいました。 人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 青春出版社 発…

タイトルに「哲学」が入っている本

うちの収納庫の中から、「捨てる哲学」という本を発見しました。 ずいぶん前に読んで面白かった記憶がありますが、細かなことは覚えていません。モノへの執着をなくして、すべてを捨ててしまいなさい、といった内容だったと思います。 本の表紙に書かれてい…

村岡花子訳の『ハックルベリイ・フィンの冒険』を読みました。

NHKの朝ドラ「花子とアン」は明日(9/27)が最終回のようです。(でも一回も観てません) その主人公の村岡花子さんが半世紀以上前に訳したマーク・トウェインの『ハックルベリイ・フィンの冒険』(新潮文庫)を読みました。 ハックルベリイ・フィンの冒険 (…

私の身近にある残念なデザイン

身の回りに「これって使いにくいなあ」と思うモノやデザインがありませんか? めったに使わないものならいいんですが、使う頻度が高いと毎回ほんの少しだけイラっとしてしまいます。そんな事例を私の身近にあるものから紹介します。 照明スイッチ リビングル…